
■悲しき事務員
はじめまして。
少人数の弁護士からなる個人法律事務所の秘書兼事務局を務めて10年になる者です。その前は大手の会社で事務の仕事をしていました。結婚を機に転職しました。
この10年、お給料、福利厚生面を考えるとこんないい仕事はない、贅沢だと、自分を抑えて耐えながら過ごしてきましたが、ふっと我に返ってみると自分がいかに奴隷的に扱われてきたかということを考えずにはいられなくなってきました。
お茶くみ、掃除、電話、依頼者管理、書類作成、提出、会計、全てをこなさなくてはならないので本当に大変です。
残業はさほどありませんが、時間中は常に格闘です。
でも弁護士は事務員の扱いに関してはど素人です。
うちは事務員が弁護士より人数が少なく、複数の弁護士から一度にたくさんの依頼を受けることもしばしばです。弁護士は仕事を依頼したら事務員はすぐに取りかかり、すぐできあがると信じています。優先順位を考えて取り組んでいますが、順位が後になると「なんでできてない!」と怒られるありさま。
他の事務員が休みの時など、電話がじゃんじゃん鳴ってても、電話中でも仕事を依頼してきます。
一人で残業してても他の弁護士全員で夕食に行ってしまいます。他の事務員だけ食事に誘うなどもありました。休みの予約も前日キャンセルさせられたこともありました。
それでもいつの日か先生からの信頼を勝ち得る日が来ると信じてきました。
弁護士という職業を私は尊敬していますし、その仕事の一端を担っていることに誇りを持っていました。
先生方と仕事を共にしてきたことを実感する日がいつか来ると。
どんなに忙しくても、つらくても、満面の笑顔で精一杯対応してきました。
でも結局私という人間、私という人格には全く興味がないらしく・・。仕事をするモノ。奴隷。
そんな輝かしい日は来なかったのです。
新人の頃は、頑張れば頑張るほど先輩にいじめられ・・「あまりやり過ぎるな」と言われ。
中堅になると後輩が使えなくて非常に働かされ・・でも「あなたは強いから」とそそのかされ、カバーさせられ。
最近は後輩のやり方に振り回され、ミスの後始末、雑用。
さすがに疲れてきました。それでこのページにたどり着きました。
ナルシストさんのお言葉、身にしみて実感できます。
強烈な個性の集団の、閉鎖的な中で・・やってきちゃったんですね。
もっと早く気づけばよかった。
非常に感情的になってしまいました。
自分としてはやってきたことにはそれなりの自信はあります。
仕事のスピード、正確さ、忍耐強さ。
こういう個人の事務所ではなくて、大人数の法律事務所ではそれを生かすことはできないものでしょうか。
大きい事務所って、やっぱり違うものなんでしょうか。
11/14 15:11 はじめまして☆ 10年のキャリアを持ってらっしゃるって本当...
はじめまして☆
10年のキャリアを持ってらっしゃるって本当にすごいですね。
私の周りにはなかなかいないので、お世辞とかじゃなく、
純粋にすごいなぁと感心しました。
べりーさんの書き込みに対して、答えにはならないかもしれませんし、
私は私の経験した範囲でしか書けませんが、お許しください。
うちの事務所は大きいうちに入ると思いますが、
やはり奴隷的扱いです。まるで母親代わりのようだし、
明らかに事務員としての仕事ではないようなことまで頼まれます。
なので、法律事務の方に手が回らない。
そして「まだか。」とせかされる。怒られる。
弁護士のミスも私のミスになる。
仕事中に平気でお気に入りの事務員を誘って食事に出かける。
でも、一般企業のOLよりきっといいお給料もらってるし、
これくらい我慢しなきゃならないのかなぁと思う毎日です。
唯一の救いは、他の事務員に愚痴を聞いてもらえることですね。
個人事務所じゃなかなか愚痴も言えないと思うんです。
世界が狭すぎて。
あと、他の弁護士から注意が入ったりすることもあるらしく
(あまりに過酷なことをさせていたら、ですけど)
そこは大きい事務所の利点かな、と思います。
個人事務所だと。ボス弁の言うことが絶対。お山の大将ですもんね。
私はこの先、この仕事を何十年も続ける自信ナシですね。
仕事自体は好きだけど、病んでしまいそうです。
一般企業で勤める友達に話すと、びっくりされます。
仕事中に特定の事務員誘ってごはんとか、
弁護士の忘れ物を捜しに走り回ったりとか、
重いかばん持ちさせられたりとか、
ありえないって。
でもこの業界では結構よくあることだし珍しくないですよね。
私も正直しんどいです。
11/14 15:11 なおさん、ありがとうございます。すごいなんて、言われたこ...
なおさん、ありがとうございます。すごいなんて、言われたことないので、素直にとっても嬉しいです。ただ10年過ごしてきただけなんですけどね。
そうですかぁ・・大きい事務所も同じなんですね。
ったく、弁護士って世間知らずなんだから。
それに耐えて頑張ってる事務員さんもたくさんいらっしゃるんですね。時には自分がいけないんじゃないかと悩むこともありましたが、私と同じように思っている方もいることを知り、心強く感じました。
中には体をこわしてしまう方もいると聞きます。なおさんも自分を大切に、てきとーにあしらっちゃいましょうね。
まあ、幼稚園児相手のおシゴトだと思いますかね。(幼稚園児に失礼か)(^^)
それにしてもやはり人数は多いほうがよさそうですね。
私の場合、愚痴れません・・(泣)
愚痴る=弁護士につつぬけ
・・ですからねー。
11/14 15:11 ベリーさん、こんにちは。 大規模事務所勤務の方からのレスを...
ベリーさん、こんにちは。
大規模事務所勤務の方からのレスを希望されているようでしたので、ロムしていたのですが。
私の以前勤務していた事務所は弁護士数名、事務員数名の個人事務所で、現在はそれよりさらに小規模な形の事務所で働いています。
新卒で就職して、事務員歴がもうすぐ10年ですから、多分ベリーさんより2~3才下ぐらいかなと思います。
私は比較的上司との関係は友好な方だと思いますが、やはり仕事のやり方等でぶつかることもあります。
そういう時、以前は1人でぐじぐじ悩んで、もう嫌だやめてやると何度も思いましたが、数年前より地元事務員さん等との交流会に出席するようになり、話を聞いて貰える事務員さん友達というか先輩というか、そういう人に巡り会うことが出来、現在、かなりストレスは軽減されました。
1人で悩んでいると、自分ばかりが不幸で、かつ頑張っているように思えて辛かったのですが、蓋をあけてみると、同じ悩みをもって頑張っている人、自分よりもっと頑張っている人の話を聞いて、目からウロコが落ちることが何度もありました。
私が参加させていただいている会の方々はみなさん、親切かつ大人であり、仕事面で分からないことが出てきたときも気軽に相談にのってくれ、逆に他の事務員さんが分からないことがあれば私も教えてあげたり資料を分けてあげたりしています。
実感として小さな事務所の事務員の世界は本当に狭いと思います。
もしベリーさんの勤務されている地域に同様の交流会があれば、積極的に参加されてみてはいかがかなと思います。
>それにしてもやはり人数は多いほうがよさそうですね。
> 私の場合、愚痴れません・・(泣)
そうとも限りませんよ。
女性が集まる=派閥が出来る=トラブルも多い
ということもあるようですから。
11/14 15:12 かしすさん、ありがとうございます。 そうですね!私もそうい...
かしすさん、ありがとうございます。
そうですね!私もそういう交流の場を探してみます。
ここで皆さんのお話を伺うだけでも、とても気持ちが楽になることがわかりました。
事務員だって、そんなに捨てた仕事ではないはずですよね。
法律事務って、様々な仕事があり、刺激的で面白いものかもしれませんね。
弁護士はムカつくこと多いですが、依頼者のことを考えると、私ではどうにもできないけど何とかしてあげたいと本気で思うこともあります。
長きにわたる争いの末、やっとのことで勝ち得た賠償金を依頼者に振込む時、この上ない幸せを感じたりします。
その依頼者の笑顔のために、私たちは頑張っているのですね!
基本的なコト、忘れかけていたかもしれません。
それを気づかせてくれたことに感謝です。
また少し上を向いて頑張れるかな?
> 女性が集まる=派閥が出来る=トラブルも多い
> ということもあるようですから。
なるほどです。あり得ますねー。
コワ。
11/14 15:12 うちの事務所は個人事務所で、2人の弁護士でやってます。 弁...
うちの事務所は個人事務所で、2人の弁護士でやってます。
弁護士1人に対し、1人の事務局という形でやってるのですが、
他の事務所のお話を伺ったことがないので、
うちの事務所が良いのか悪いのかが分かりません。
ただ、やはり弁護士のミスも事務局のミス。などは何処も同じなのかもしれませんね。
本当に、公私混同で困ります。
あとは、お金の話になると、あまり良い顔はしませんね。
事務費や税金などの納付にあたり、請求するのが嫌で・・・。
だから、専用口座を作ってほしいのですが、
「いいじゃん。その都度言えば。」の一言。
言ったら言ったで、
「この前も、同じぐらい払ったよね。」だって。
前に説明したじゃん!!
もう、自分の言ったことには責任もってほしいです。
11/14 15:13 すももさんこんにちは。 弁護士2:事務局2ということですが...
すももさんこんにちは。
弁護士2:事務局2ということですが、その場合、同じ事務局でも仕事量とかはやはり変わってきますよね。経理関係や保険関係、給与関係はどちらかが担当でやっていると思うのですが、どちらかが負担になるようなことはありませんか?
1:1でも同じでしょうが、お休みをとるときなど、とりづらいようなことはありませんか?
うちの弁護士は、仕事をやってもらいたいときに誰かがやればいいという感じなので、担当を決めず、誰でもできるような状態にしておかなければいけないのです。
弁護士によれば、その方が事務局間の仕事量の格差ができにくいからということですが、おそらく弁護士にとっては楽だからでしょう。
ところが、これがかなりのくせものなのです。
誰でもよいということは、それこそそこら辺にいる人がやる。
どんなに忙しくてドタバタしてても、つかまった人がやる。
逃げて知らん振りしてる人が得をする。
結局は誰かが負担になるのです。
事務局間のコミュニケーションがかなり良くないと、かなりきついことになります。
毎日毎日共同作業なんて、そうそうやっていけませんよね。
やり方も違う、好みも違う、スピードも違うんですから。
家族でも、夫婦でもうんざりですよね。
あ、でもお休みはとりやすいかもです。
お金のことでいちいちうるさいのは×ですね。
そんなこと言ってる間にもっと外で稼いで来いっつーの。
11/14 15:13 べりーさん、こんにちは。 うちの事務所は、弁護士が個々で給...
べりーさん、こんにちは。
うちの事務所は、弁護士が個々で給与を支払っているため、
自分の担当事務局だけに仕事を言いつけるという感じです。
だから、もちろん、仕事量に偏りが出来てしまうんです。
(たまには、コピーなど手伝うときもありますけど。)
だから、別の弁護士の仕事内容までは、あまり把握してないので、
電話などできちんと対応が出来ないのが困るんですよね。
「後程かけさせます。」とか、
「またご連絡いただけますか。」とか。
だけど、自分が給与を支払っているのは1人だから・・・みたいな
考えがあるようです。(変なとこ気を遣うようです。)
特に、経理などを片方が負担しているということはないです。
本当に、自分の担当の弁護士と自分のことだけって感じです。
でも、経理に関しては、お互いに税理士の先生を付けてるので、
その辺は安心です。
弁護士が不在の時は、事務局同士で弁護士に対する愚痴を言い合って、
不満を吐き出してます。(笑)
そうでもしないと、爆発しそうなんで。
私が担当弁護士は、何も予定を聞いていない日は、事務所にすらこなかったりするので困ります。それでも表向きは、
「外出しております。」と言ってます。
「さぁ、何処に居るのでしょうか。」と言ってあげたいですよ。電話の相手に。
あぁ、外部の方に聞いてもらえて良かった。
有り難うございました。