■新人教育について
一般企業で引継ぎや新人への指導は幾度となくやってきましたが、マニュアルもなく、教え方も統一していない私の事務所では教えるのに頭が痛い日々です。断片的に教えたり、一部を手伝ってもらっても概略すら理解できないと思うのですが・・事務長と言われている人は断片的に教えているようです。裁判所等のお使いばかりでも・・と、こんな状態で人が育つのかと疑問を感じるのです。皆さんはどのようにして新人指導をされているのでしょうか。私以外には転職経験のない人ばかりの事務所なので、どうも私が四角四面な考え方の人間のように感じてしまいます。法律事務所って和気藹々とした学校のようなところが多いのでしょうか(表現としては失礼にあたりますが)他の事務所を知らないので、ちょっとカルチャーショックを受けてしまいました。
2/21 18:20 むにさんは既に何年か事務所勤務を<br>されていらっし...
むにさんは既に何年か事務所勤務を<br>されていらっしゃるのでしょうか。<br>それならば自分なりのメモを作成されてはいませんか?<br>私も最初に事務所に入ったとき、断片的な教えられ方で<br>トータルでどのように手続が流れているのか全く分からず、<br>ただ言われるままという感じでした。<br>しばらくして落ち着いてきて、自分なりのメモと<br>弁護士の本棚から借りてきた書籍をつなぎ合わせて<br>自分なりの手続きの流れメモのようなものを作りました。<br>後輩には、その手続をやってもらう都度、<br>汚い字でごめんねといいつつ、そのコピーを渡し、<br>何がどうなって何をしているのかを<br>理解してもらうようにしていました。<br>ただ、このやり方を快く思わない先輩もいましたし、<br>反応がいまいちな後輩もいましたが、<br>このやり方になじんでくれた後輩は大変仕事をやりやすい<br>パートナーになりました。<br>私がやったことのない手続を後輩がやったときは<br>逆にメモをもらい、感動しました。<br><br>最近は事務員向けのマニュアルも多数出ているので<br>いくつか検討されて、弁護士に購入して事務員に1冊ずつ<br>支給してもよいかをお尋ねになってはいかがかと思います。<br>私自身は教科書でも何でも書き込んで使う方だったので<br>よいと思った本は自腹で買っていますが、<br>新人さんに購入を強制するのは気が引けますし。<br>和気藹々としているのはいい方だと思いますよ。<br>わずか数人の事務所で冷戦状態のところ<br>爆撃が飛び交っている事務所もあるようです。<br>(入所1週間なので、分からないことを質問しても、<br>自分で調べてと突き放すことすらあるようです)<br><br>また弁護士自身が人を育てる気がなければ<br>仕方がないですし。<br>(女の子は2~3年でやめてくれるのがよろしいと<br> お考えの方もおられるようですし、<br> 女の子の方もコンパの時に弁護士秘書と言うことが<br> 勤務した動機という人もいるようですし)<br><br>一般企業を知っている自分と事務所の中での自分との<br>折り合いをつけていかれればいいのでは。<br>一般企業ではこうだったからこうすべきと押しつけられると周りも<br>嫌でしょうが、別の視点をもっているむにさんの<br>さりげないアドバイスはきっと役に立つはずです。<br>新人が育ってくれることは先輩事務員にとって<br>すごく働きやすい職場環境になると思います。<br>出来る後輩は私の宝でした。
2/22 9:44 むにさんの職場が羨ましいひとがおられるのではないでしょう...
むにさんの職場が羨ましいひとがおられるのではないでしょうか?<br>法律事務所での勤務で職場が和気藹々とした雰囲気で過ごせる、<br>このようなところは、まず稀です。ほとんどは他の方の掲示板での<br>書き込みからもお分かりのように「寒い」と感じるところです。<br>統一した指導法はないのが現状です、どこの事務所も。<br>但し、転職組がいるところは少し違います。あなたも言うように、<br>マニュアルのようなものが無いことに問題意識を持ち、解決策を<br>お考えになる方がいるからです。古参の方には失礼な発言ですが、<br>今の世の中「経験」の時代ではありません。時代錯誤も良い所です。時間のロスもあることを考えれば、マニュアルは必要です。<br>で、本題ですが、既にアドバイスにもあるようですので「法律事務職員のためのマニュアル」が市販本であるのでそれを参考にしつつ、改良を加えるのか独自にパソコンを駆使してマニュアルを作るかすればよいのではないでしょうか?あるいは、本屋で自己啓発や<br>仕事術のテーマの書架で「整理術」のような本の購入をお薦めします。あるいは「有能な秘書の仕事術」が今回の件ではよさそう。
2/22 13:00 アドバイスありがとうございました。大変役に立ちました。<...
アドバイスありがとうございました。大変役に立ちました。<br>私も今の職場に来た時にかんばんさんと同じように断片的にしか教えてもらえず、理解するのに大変苦労しました。事務所にある本や過去の訴訟記録はもちろん、自ら書店で本を選んで必死になって勉強をしました。メモもたくさん残してありますし、事例として残しておいた方がいいものは清書して「マニュアルとして作りましたので」とか「よければどうぞ」と一覧にして手渡したりして、事務効率を良くするようにしていたのですが、これも結局無駄骨となっているのが現状です。古参の方は特に自分のやり方があるのか受け入れることをしていただけないような感じです。「自分で調べるより聞いた方が早い」というのが私の事務所でのやり方のようです。<br>一般企業にいた時とはあまりにも状況が違うので比較することはしませんが、少しでもやりやすいように、効率が上がるようにと考えていたのですが・・難しいものですね。<br>書き込みを読んでいると和気藹々とした事務所はほとんどないですよね。古参の人や後輩にしてみればとても居心地のいい事務所だと私も思います。和気藹々というか、私にしてみると「学校」のような感じです。時間にもルーズ、公私混同、見て見ぬふり・・職場の数だけ色々な人間がいますが、見て見ぬふりができずにイライラしてしまう自分が本当に情けないです。
2/22 18:39 一生懸命やっている自分と怠けている他人が<br>同じ給...
一生懸命やっている自分と怠けている他人が<br>同じ給料と思うと釈然としないということも<br>あるかもしれませんが、<br>そこは人は人、私は私と割り切ってしまわれたら<br>いいと思います。<br><br>仕事中の程度を超えた私語や、やたらめったら<br>お使いから帰ってくるのが遅いといったものの中で<br>自分の仕事に悪影響があるものにはびしばし注意しましたが<br>それ以外は放っておきました。<br><br>所詮他人を変えようなどというのはおこがましいことで<br>あなたのためよ~と思って言ってみても<br>あちらからみれば余計なお世話なので、<br>自分の意思を示してみて、ついてきてくれる後輩のみに<br>出来る限りメモを渡したり、助言したりしてきました。<br>それ以外の後輩からも聞かれたことは答えますが<br>こちらから求められた以上のことを<br>例えばこんなのもあるけどどうよと出していたのは<br>ついてきてくれる後輩にだけです。<br>それ以外の人にそういうことをするとウザがられます。<br><br>弁護士が新人教育に熱心でない事務所では<br>はっきりいって新人教育は先輩事務員の<br>自己満足かとも個人的には思っております。<br>そして私はしっかり者の出来る後輩が<br>ばりばり仕事をするのをみて<br>密かに誇らしく思っていました。<br>(それすら、後輩本人の資質と努力であって<br> 私のおかげではないのですが<br> まあそれが自己満足ってやつです)<br><br>特に私の以前の職場は弁護士と事務が担当制だったので<br>自分のやるべき仕事の領域がはっきりしていたので<br>その点割り切りやすかったのだろうと思いますが。<br><br>規律の緩いところで、自分は社会人としてきっちりしておくんだ<br>他人は関係ないと思っているほうがまだ楽ですよ。<br>がちがちに規律が厳しいところでは<br>職印一個押すのもぴりぴり(少しでも曲がると怒られる)、<br>ミスコピー1枚でどきどき(これもやはり怒られる)<br>という事務所もあるようですから。<br><br>他山の石と言いますが、<br>他人を見て、ああはなっちゃいかんと自戒もしますし、<br>逆にそういう他人だけれども、<br>あそこはこの人のいいとこだよなと<br>よいところは見習う気持ちで<br>ぼちぼち頑張りませんか。<br><br>いらいらしたら自分も完璧な人間じゃないからと<br>すこし許してやって下さい。<br>その方があなた自身が楽ですよ。
11/14 16:34 人を変えるのは難しい、自分の意識を変える方がとても楽なこ...
人を変えるのは難しい、自分の意識を変える方がとても楽なことですよね。毎日毎日、自分にそう言い聞かせて過ごしています。自分で自分の首を絞めているような状況ではありますが、自分が譲れない、あるいは崩してはいけない社会人としての意識は今後も持ち続けたいと思います。
いくら私がよかれと思ってしていることでも他人にしたら単なるお節介と思われるのはかんばんさんの言われる通りだと思いますし、有り難く思われる確率の方が低いような気がします。
社会人としてどうありたいか、そういう自分になれるように自分自身を高めていきたいと思います。
たくさんのアドバイスありがとうございました。