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法律事務所への就職について

2009/6/19 16:23
ももこ(ID:0a498f59a0b1)

私は、法律事務所への就職を目標としている、23歳の女性です。
大学は文学部出身で、法律の知識は一般教養で概要を学んだ程度です。それと、独学で本を読んで勉強しました。現在、一般事務歴1年で、転職活動中です。法律事務所もいくつか受けましたが、採用は頂けていません。当分は、一般事務あるいは営業事務といった事務系の職種に就くことになると思います。そして、その後はかねて計画していた海外生活を2・3年する予定です。帰国後は、28・9歳になっていると思います。ここから、法律事務所への就職活動というのは可能なのでしょうか。キャリアは3年程の事務経験。資格は、MOS(Excel2003)・秘書検定2級・ビジネス文書検定2級・簿記3級です。法律事務所へ就職をしたら、一から法律事務を学ぶことになると思います。例えば第二新卒の頃であればまだしも、20代後半の法律事務所経験のない人材を採用する可能性はあるのでしょうか。私自身、勉強に関しては意欲的なのですが・・・
また、これから法律事務以外の職種に就くとしても、法律事務所への就職に向けて、手続き法等を身に付ける方法はあるでしょうか。できる限りの準備はしたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

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6/20 13:27 事務所によっては、若い間だけ勤めてくれれば十分というとこ...

◆ かかし2009/6/20 13:27(ID:3e10b49f72b9)

事務所によっては、若い間だけ勤めてくれれば十分というところもありますが、私が勤務している事務所では基本長く勤めてくれる人を雇用する方針ですから、1年経ったら海外に行くために辞めますといわれたらまず採用はしないと思います。
せっかく仕事を覚えてもらったころに辞められては教える方は脱力です。
そういう働き方なら派遣登録されて、有期で働かれるが双方の利害が一致しているのでは・・・と思います。

正直なところ、業界の片隅に身を置いている私でも、5年後にこの職がどのようになっているかがまったく見えません。
司法試験そのものがいろんなものにふりまわされて右往左往している現状では、その補助職もどうなることやら・・・。
帰国者にメリットがあるのは、おそらく渉外事務所などでは?それでも、採用の時は単に海外生活があるということだけでなく、わかりやすい基準(英語関係の資格)を示せるほうが有利なのかなとは思います。

きになるのは、なぜ法律事務所なのですか?

6/20 15:25 かかりさんも書かれているように、私もなぜ「法律事務所」な...

◆ とくめいさん2009/6/20 15:25(ID:3e10b49f72b9)

かかりさんも書かれているように、私もなぜ「法律事務所」なのかが気になります。
たとえば、渉外事務所といわれる事務所であれば、2-3年の海外生活経験も考慮されるのかも知れませんが(あくまでも推測です)、それ以外の普通の法律事務所では、なぜいま海外生活をするのか、そして、海外生活から戻ったときに、就職先が法律事務所なのか、そのあたりの明確な理由付けがないと、就職は難しいかもしれません。


次に、法律事務所の職員に、どこまでの法律知識を求めているのかは、それぞれの弁護士の考え方次第です。
全く必要と考えていない弁護士もいれば、弁護士に近い知識を求める弁護士もいます。
極端な話、事務職員が弁護士会などの研修会に参加することすら嫌う弁護士もいます。
したがって、どのような事務所にどのような意欲をもって就職されたいのかが、わからない限り、どのていどの法律知識が必要であるのか、一般的な答えはしずらいと思います。

私自身は、一般の法律事務職員には法律知識は不要、いわゆるパラリーガルになりたいのであれば、手続法に限っては弁護士の知識に匹敵する知識が必要と思っています。

法律知識よりも、社会的知識、社会的常識、が必要と思います。


20代後半の法律事務所経験のない人材を採用する可能性があるか無いかといわれれば、「今なら有ります」となります。しかし、将来(わずか2-3年後だあっても)はわかりません。
ご存知のとおり日本は今司法改革の真っ只中にあります。
弁護士の数を増やすため、ロースクール生を増やしましたが、将来的には弁護士になれないロースクール卒業生も出てくると思います。
就職できない司法修習修了生も出てきています。

そんななかで、現在現役の法律事務職員ですら、将来にわたって事務職員としての仕事をしつづけることができるという保証はありません。
私自身はかなり否定的、つまり将来は事務職員は不要になると考えています。

法律知識の学び方は、いろんな方法があります。
司法書士試験や行政書士試験の受験勉強などもその方法です。
でも、今は法律、制度、裁判所の取り扱いが、短いサイクルで変化しています。この変化についていくには、少しでも多くの新しい情報に接する以外にはないと思います。そして、新しい情報にいかに接するかは、その人の努力次第です。

6/20 20:05 丁寧なご返信をありがとうございます。 私が法律事務所へ就職...

◆ ももこ2009/6/20 20:05(ID:3e10b49f72b9)

丁寧なご返信をありがとうございます。
私が法律事務所へ就職したい理由は、法律事務所で働きながら生の法律を学び、自分や周りの人に何かが起きた時に手助けができるようになりたいという目標からです。そう思うと、私が目指しているものは、とくめいさんがおっしゃるところの一般の法律事務員だと思います。海外生活は、法律事務所への就職とは関係なく、人生で経験しておきたい事です。海外へ行く前の数年は、派遣社員で働くつもりです。
本で法律を学んでも、実際に何かしらの事件に出遭った時に、どのように法律を扱うのか分かりません。なので、やはり法律事務所で働き勉強したいと思うのですが、目的がこれであるのであれば、法律事務所に就職しなくとも学ぶ方法はあるのでしょうか。

6/20 21:27 自分や周りの人間に何かがあったときに対応ができるようにす...

◆ かかし2009/6/20 21:27(ID:3e10b49f72b9)

自分や周りの人間に何かがあったときに対応ができるようにするには、信頼できる弁護士を知り合いにもつことで対応できるのではないかと思います。
正直なところ、人生にどのようなトラブルが起こるかはわかりません。就職した先が元検事の弁護士事務所であれば、依頼事件のほとんどが刑事事件ということもありえるわけで、民事・家事事件を一切処理しない日々が待っていることも考えられます。
渉外事件を主に扱う事務所では一般人に関わりあるような家事・民事事件は一切扱わない可能性が高いです。

また、基本的に事務職員に求められるのは、依頼者から依頼された手続を進めるために、必要な事務を処理することであって、仕事の中で体系的に理論を学べるわけではありません(それは時間外に自分で、あるいは学校に通ってすることだろうと思います)。門前の小僧習わぬ経を読むという感じで、一般民事・家事事件を扱う事務所で事務職員をやっていれば破産や相続、離婚などの一般的な事件がどのような手続にのって処理されるかは理解していますし、友人に聞かれれば手続を説明してあげることはできますが、個々の案件について個別具体的にどうすべきかは弁護士からアドバイスを受けるべき事項であって、無資格者である私たちが気軽にアドバイスできるものではありませんし、してはいけません。それで相手が選ぶべき道を誤ったときに責任がとれません。私たちに出来るのは、せいぜい、信頼できる弁護士を紹介してあげることかと。

法律事務という現場を理解されないままに就職をされると失望されるのではないかとその点心配です。

7/3 21:23 以前某派遣会社に登録に行ったとき、貴方同様法律事務所希望...

◆ そふぃ2009/7/3 21:23(ID:f4258c7dd937)

以前某派遣会社に登録に行ったとき、貴方同様法律事務所希望の方がたくさんいると言われました。幸い経験者だったので、運よく採用されましたが。私の友達でも、未経験で法律事務所に働いてみたいという人が何人かいました。テレビの影響でしょうか?実際の仕事は本当に弁護士によりけりです。ワープロ&お茶だし程度で済む場合もあれば、起案に近いことをさせる弁護士もいます。債務整理であればほとんど事務員任せの場合も。留学されるとのことですが、渉外事務所であれば未経験でも英語力次第で採用してくれるのではないでしょうか?但し、英語力のある経験者が競合相手となった場合はそちらが優先されるでしょうが。いずれにしてもスキルアップしておくことが必須だと思います。

7/8 19:49 渉外事務所で求められる語学力は、帰国子女以上(かなりベラベ...

◆ 夕休み2009/7/8 19:49(ID:f4258c7dd937)

渉外事務所で求められる語学力は、帰国子女以上(かなりベラベ~ラでないと辛い)と聞きました。
頑張って下さい。

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