■破産管財人:破産申立後の請求書
新人です・・・
本当に初歩的な質問でお恥ずかしいのですが・・・
個人の事件なのですが、破産申立後に使用した分のクレジット会社の請求書が郵便物の転送で届きました。これは、申立後なので、破産者個人の自由財産から出してもらうのでしょうか。それとも破産債権になりますか?
すみません・・・こんな質問で(+o+)
1/7 15:30 転送と言うことは、管財人ですか? 句読点の位地のせいで、分...
転送と言うことは、管財人ですか?
句読点の位地のせいで、分かりづらいのですが、破産申立後に
クレジットカードを使用したと言うことですか?
それとも、債権者の失念か脱漏等で、申立前に使用していた分の
請求書が来た、ということですか?
申立人が受任通知を出状したのに、手違いで督促状がいくことは
ままあることだとは思いますが、脱漏でしたら、その旨上申して
債権者に挙げるべきかと思います。
しかし、破産申立しているような人が、クレジットカード使用
するなんてあるまじきことです。
申立人に事実確認をして、報告書等提出してもらう必要があるのでは
ないでしょうか。
どちらにしても、破産事件自体進行中なのであれば、自由財産から
拠出、というのも無理なのではないかと思います。
1/7 16:00 匿名様 早速、ご丁寧にご回答していただき、誠にありがとう...
匿名様
早速、ご丁寧にご回答していただき、誠にありがとうございました。
はい、管財人の方です。匿名さんがおっしゃるように、破産申立後にクレジットカードを使用したということです。文章がわかりにくく、大変申し訳ありませんでした。申立代理人に事実の確認をいたします。本当に助かりました。ありがとうございました!!
1/7 16:31 「ぎょうせい」の(新破産実務マニュアル)のp176には、...
「ぎょうせい」の(新破産実務マニュアル)のp176には、新たに知れたる債権者に開始決定と債権届けを発送とありましたよ。発送報告を集会で裁判所に報告するとありましたよ。
1/7 17:42 匿名様 ご親切にありがとうございます。参考にさせていただ...
匿名様
ご親切にありがとうございます。参考にさせていただきます!!
1/8 10:36 一度扱った管財事件で同様のことがありました。 破産者の奥さ...
一度扱った管財事件で同様のことがありました。
破産者の奥さんが、破産者名義のクレジットカードを誤って
使用してしまっていました。
回送郵便の請求書から判明し、債権届出書と破産開始決定を送付しました。
その上で、申立代理人に事実確認の報告書を出してもらって、悪意の
無い旨確認し、管財人からの意見としても免責対象として挙げました。
これは、裁判所とも協議の上の運用でしたので、全国共通ではない
かもしれません。
頑張ってくださいね。
1/8 16:15 匿名様 とっても参考になります。ご丁寧にありがとうござい...
匿名様
とっても参考になります。ご丁寧にありがとうございます。
まだ慣れなく苦戦しながらですが、頑張ります!!!!
1/8 23:01 破産債権になるか否かは、破産申し立て時点ではなく、 破産手...
破産債権になるか否かは、破産申し立て時点ではなく、
破産手続開始決定の時点で決まります。
ですので、クレジットカードの使用が破産手続開始決定
前であれば破産債権、破産手続開始決定の後であれば、
破産者の自由財産から支払うべき債務(つまり免責の
対象にもならない債務)ということになります。
破産申立の後にクレジットカードを使うことは許される
ことではありません。
場合によっては、そもそも支払う意思がないのにクレジ
ットを利用したとして、詐欺罪(刑法犯)になったり、
免責不許可事由になることもあります。
以上を踏まえ、破産管財人の立場とすれば、
1、破産手続開始前のクレジットカード代金であれば、
破産手続き開始の通知などを発送する必要があります。
そのうえで、クレジットカードの利用について、
破産者(またはその代理人)から事情説明を受ける
必要があります。
2、破産手続開始後のクレジットカード代金であれば、
破産債権ではありませんので、破産者に弁済するよう
に伝えるとともに、破産者(またはその代理人)から
事情説明を受ける必要があります。
なお
最近は公共料金をクレジットカードで支払っている人
やETCを利用している人などが、破産申立後もその
ままクレジットカードを使っていることがよくありま
すね。
申し立て代理人の立場では、このようなことにも注意
して、申し立てをする必要がありますね。
1/13 14:24 大阪の事務職員 様 とっても参考になりました!!!勉強にな...
大阪の事務職員 様
とっても参考になりました!!!勉強になります。まだ入所して間もないので、とても助かります。ありがとうございました。