■遺産取分額の算定はどこまでされていますか
このたび、複数の相続人がかなり争っている相続事件を引き継いで担当することになりました。
遺産分割の調停は成立しているのですが、不動産価格の急激な下落を考慮し、こちらで各自の最終的な取分を再計算することになりました。
しかし、法定相続規定が適用できるような単純な事例ではないため、取分の具体的な確定作業は非常に複雑で、正直、個人的には限界を感じています(弁護士がどう思っているかは知りませんが)。
また、相続税の精算・譲渡所得税の計算なども勘案すべき事案だと思うので、「税理士に頼んだ方がいいのでは?」という疑問があります。
下手にこちらが算定結果をだしても、のちのち実際に不動産売却や税金の支払などを行ってみたらこちらの資産とは違ってしまい、「話が違う!」ということになってうちの事務所の責任問題になるのではないか心配です。
みなさんの事務所では、ややこしい相続事件で、各自の取分までやっていますか?それとも、税理士さんにお願いしていらっしゃいますか?
4/17 0:18 トピ主さんが頑張っているところすみません…。 ざーっとしか...
トピ主さんが頑張っているところすみません…。
ざーっとしか計算していません…。
(例えば、不動産は鑑定価格←相手方からは当然評価証明の額でと言われますが、預金は残高←相手方からは当然相続開始当時でと言われますが…とかいろいろありますが)
うちの弁は、税理士さんとか他の士業さんともいろいろ知り合いがいるので、私がざざっと計算して、計算の根拠の紙もくっつけて弁護士に確認をお願いしたら、最終的にはそういう知り合いの先生にチェックしてもらうことが多いです(というか自分ではやらないとも言う)。
>相続税の精算・譲渡所得税の計算なども勘案すべき事案だと思う
>うちの事務所の責任問題になるのではないか
疑問があるのですし、こういう↑事務所にかかわる疑問なら、率直に言っても弁護士は悪い気がしないのではないかと思いますよ。
4/17 9:01 >相続税の精算・譲渡所得税の計算なども勘案すべき事案だ...
>相続税の精算・譲渡所得税の計算なども勘案すべき事案だと思う
>うちの事務所の責任問題になるのではないか
弁護士はその点も含めて受任しているのではないでしょうか。
全ての相続事件で、税金問題を考えない弁護士はいないと思います。
税金関係に自信がなければ、受任しないか、税理士などの専門家に相談するはずです。
>みなさんの事務所では、ややこしい相続事件で、各自の取分までやっていますか?それとも、税理士さんにお願いしていらっしゃいますか?
私の事務所では、ややこしい相続事件でも各自の取り分まで計算します。
ただ、その計算に基づいて税金が問題になることが予想される場合には、当方の知り合いの税理士さんに確認してもらうこともありますが、依頼者および相手方に、税金については、各自で確認したうえで最終的に合意できるか否かを判断して下さいとの説明をしていると思います。
4/19 9:36 2名の匿名様、コメントありがとうございました。 やはり、事...
2名の匿名様、コメントありがとうございました。
やはり、事務所によって様々なんでしょうね。
4月17日09:01の匿名様がおっしゃるように、たしかに「弁護士はその点も含めて受任している」のでしょうし、そう言って頂くと気も軽くなります。
ただ、お金がらみの問題で、各相続人が「1円たりとも損をしてなるものか!」と言わんばかりの鼻息の荒さなので、揉めたときに「事務のアンタが変な計算ミスをしたんじゃろう!」と言われるんじゃないかとビクビクです。
ま、弁護士にはちゃんとチェックしてもらっているので、いざとなったら弁護士に責任をかぶってもらいましょう(笑)。
書き込んで少し気が軽くなりました。ありがとうございました!