■経理の仕分け(勘定科目)について
開業したばかりの事務所で帳簿をつけることになったのですが、
初歩的なところでつまづいています。
1 「切手」や「住民票」の取得費用、「印紙代」などは、勘定科目は何が適当でしょうか?
「法律事務職員ハンドブック」という本の勘定科目を参考にと
思っているのですが、「公租公課」でしょうか。それとも「事件費用」でしょうか。
2 後、上記の費用は、立て替えで後から依頼者に請求したり、預り金からだしたり、
請求せず、事務所の費用だったりするようなので、
その場合の仕分けや管理の仕方でこんがらがっています。
(今は、現金・預金の入出金と依頼者別の入出金を手書きでつけています)
例えば、
①Aさんから預り金500円が振り込まれた。
②Aさんの住民票取得費用(300円)を事務所の現金から立て替えた
③後で、預り金から清算した。
と言った場合、仕分けは、
①500円(普通預金)/500円(預り金)
②300円(事件費用) / 300円(小口現金)
③300円(預り金)/300円(事件費用)
でしょうか・・。自分で書いていて、かなりあいまいです・・。
アドバイスお願いいたします・・。
4/18 23:38 ①~③までの仕訳で良いと思います。 細かくきちんとしているの...
①~③までの仕訳で良いと思います。
細かくきちんとしているので感心しました…。
>上記の費用は、立て替えで後から依頼者に請求したり、預り金からだしたり、請求せず、事務所の費用だったりするようなので、
その場合の仕分けや管理の仕方でこんがらがっています。
すごくよく分かります。
けっこう訴訟が長くかかったりすると、決算の振り替えとかも大変なので、税理士の先生と相談した結果、長くかかりそうだとか、これは事務所の経費から落とすだろうとか思ったら、もう質問者さんでいうところの「事件費用」を使って、幸運にも後からもらったら「事件費用」の勘定を減らしていく…という感じにしています。
>「切手」や「住民票」の取得費用、「印紙代」などは、勘定科目は何が適当でしょうか?
私なら「切手」=通信費or事件費用、「住民票」=事件費用、「印紙代」=公租公課or事件費用 かな…。
4/19 8:25 仕訳はあっていると思いますが、 うちでは事件費用という科目...
仕訳はあっていると思いますが、
うちでは事件費用という科目を使わずに①と③だけの仕訳にします。
少し修正がありますが。
預り金勘定の補助勘定に依頼人の名前を作成し、使用しています。
もちろん依頼人によってはマイナスの預り金勘定もありますが、
確定申告時に問題があればその時に税理士さんの指示に従い
振替もします。
事件費用と預り金の両方がでてくると急ぎの時にどのくらい
預り金もしくは立替金(預り金マイナス)がわかりにくいので、
預り金だけの対応にしています。
なお、切手や小為替、印紙などを事務所でストックしている分は
現金と同じ扱いにしています。依頼人に請求する部分と経費として
使う部分があるので、事務所にある時点では、仕訳はせずに
使うときに初めて仕訳をしています。
4/19 11:58 仕分けは完璧と思います。 が,記帳の仕方は,事務所の使い勝...
仕分けは完璧と思います。
が,記帳の仕方は,事務所の使い勝手に応じて,いくつかやり方はあると思います。
私のところでは,4月19日 08:25の匿名さんに近くて,預り金勘定の中に,依頼者ごとに補助科目を作って管理してます。
その上立替金という勘定の中にも,依頼者ごとの補助科目を作って,支出をつけてます。
(ここについては,最良ではないと思ってるのですが,うちの依頼者に対する報告形式に近いので)
ただ,このやり方だと,補助科目がやたらたくさんになるのが大変です。
事件が終了しても年度途中では科目を削除できないので,うちでは年度終了時には100件超くらいになってます。
切手等は,分けることなく事務所でまとめて購入し(なので,支出時点では「通信費」等で計上),
そこから事件用にも使ってます。
なので,これらの使用は,会計ソフト外で,依頼者ごとに紙ベースで実費をつけて,
事件終了・精算後,通信費等の経費に振り替えて差し引くようにしてます。
ご参考までに。
4/21 23:05 皆様ご回答ありがとうございます。 仕分けがあっていてホッと...
皆様ご回答ありがとうございます。
仕分けがあっていてホッとしました。
勘定科目に何を使うかもまとまってきました。
他にも「費用」にするか「立替」の勘定科目を使うか、
まとめて購入した切手等の実費分はどう考えるのか、
依頼者ごとの実費は会計ソフトで管理できるのか?
などなどの疑問がクリアになった気がします。
フリーの会計ソフトを使う予定なのですが、
どうも補助科目が作れないようので、
「事件費用」等々の経費で仕分けて、清算時に減らす。
依頼者ごとの実費や預り等の入出金は今つけている紙ベースの管理を継続。
という方法でまずはじめてみようと思います。
税理士さんもおらず、本を読んでも、考えても混乱するばかりでしたが
光が見えてきました・・。感謝いたします。
4/22 9:32 商工会などで、税理士の無料相談などを行っているので、 弁護...
商工会などで、税理士の無料相談などを行っているので、
弁護士の許可がとれるのであれば、一度相談に行ってみては
いかがでしょうか?
その上で、顧問税理士費用などを軽く聞き、弁護士に
顧問税理士を打診してみてはいかがでしょうか?
私はその方法で顧問税理士をつけてもらいました。
税務は難しいですし、今は税務署に狙われている業界ですので、
顧問税理士をつけられる事をお勧めしますよ。
特に1年目からつける事をお勧めします。
頑張ってくださいね。
4/22 10:40 仕分け自体についてのお悩みは解決済みみたいですが, 私見と...
仕分け自体についてのお悩みは解決済みみたいですが,
私見としては,フリーの会計ソフトよりは,有料のソフトを使うことをお勧めします。
その会計ソフトがどんなものかは知らないので恐縮ですが,一般論として,
①有料のソフトのほうが内容が充実している
②有料のソフトだと,プログラムに不具合があったときに対応してくれる
(例えばユーザーのPCがXPをビスタに変更したとか,セキュリティソフトを変更したために生じる問題も含む)
③ソフト自体にくっついている仕分け等に関するQ&Aのほか,記帳の際の疑問に電話やメール等で個別に答えてくれるサポートデスクもあったりする
(これは,ソフト代以外にサポート契約が必要で,上乗せの費用を要するものかも。だとしても大した費用じゃないし,便利!)
会計ソフトも,モノにはよりますが,決して高くないと思うし(それ自体も安いけど,導入に伴う時間等の節約効果を考えればなおさら),
経費になるから買ってもらっては?
ちなみに,うちでも今のところ税理士は依頼してません。
弁がイソ弁時代からコツコツ自分で申告してたので(イソ弁でも給料以外の収入があったりしますよね),
その流れで,会計ソフトを使いつつ,全部事務所内でやってます。
4/29 19:55 質問者です。 重ねてのアドバイスありがとうございます。 先...
質問者です。
重ねてのアドバイスありがとうございます。
先生に打診してみたのですが、
税理士さんは、当面入れる予定はないとのことでした。。。
まだもうかってないし、簡単なずだ。と。。。
研修は、希望すれば行かせてくれるようなので、
商工会などのものがあれば参加していこうと思います。
いつかは付けていただきたいので、あきらめずにいようと思います。
会計ソフトは、強くお願いすれば買っていただけるのではとは思うのですが、
当面はフリーのものを使って、収支がでるようになったら、お願いしようと考えています。
(今は、経費を抑えたいようなので、頼みづらいのと、
新しいソフト導入でまた戸惑いそうなので・・・)
フリーのソフトは、少し入力してみたのですが、使い心地は
あまりよくないです。
使い方の説明が簡素で初期設定で迷う、入力画面も簡素、
設定できる勘定科目数が限られる、摘要の欄が狭い、等々。
でも、手作業で複式簿記を仕分けるよりはましですし、
貸借対照表と損益計算書がでるだけで助かりますので、
しばらくこれでやってみようかと思います。
頑張ります。
9/15 11:40 ①預り金入金時 (預金)500(預り金)500 ②弁護士の...
①預り金入金時
(預金)500(預り金)500
②弁護士の手元現金支出時
(立替金or仮払金)300(現金)300
立替金や仮払金は補助科目儲けて、個別に管理するしかないですよね。
どの事件のものか分からなくなっちゃうから。
立替金や預り金を別に管理する資料があって確認できるのであれば、補助科目をもうける必要もないと思います。
ところで、事件費用ってP/L項目っぽい科目名ですが、仮勘定であれば資産科目で計上するのがオーソドックスですよ。
資産というB/S項目の性格上、仮払金とか資産勘定っぽい分かりやすい名称がいいと思いますよ。
③以降は処理によって分かれると思うのですが・・・
③精算時(預金引出時)
(現金)300(普通預金)300
(預り金)300(立替金or仮払金)300
これで、立て替えた現金300が戻ってきて、預金も300預り金も300 で精算完了です。
③’未精算で放置(預金を引き出さない)
何も仕分けなし。
※スレ主さんの③の処理はおかしいと思いますよ。
そもそも、会計上の仕分けは、資産・負債・純資産・収益・費用の変動をもたらす「会計上の取引」があった場合に起こすのです。
スレ主さんの情報では、③の時点で何も現預金の移動がないわけです。にもかかわらず、預り金勘定と事件費用の勘定を減少させてしまうと、預かった預金が減らず、弁護士の手元現金も増えません。
現金出しっぱなしで、預り金は減少してる状態です。
まぁ、普通預金の残高(多く残ってる)と預り金の残高(使った分少なくなってる)の差額が、自分の支出したお金だとして、最後に精算するんですかね。
多分、税務署につっつかれますよ。
何の清算金がわからないだろって。
分からないなら報酬でしょってね。
顧問先ごとにいちいち税務署の職員に説明するの面倒ですよね?
まぁ、経理は面倒がらずこまめにやることです。
精算もこまめにしましょう。
では、がんばってください。