■(時間のある方)破産や過払い金の知識
皆様お疲れ様でございます。
こちらは東京の事務所に勤務しております1年生と申します。
いつも質問をさせていただき、また、皆様からの回答に日々勉強させていただいてます。
さて、今回は実務の質問ではなく、
破産や過払い金等々の知識についてお尋ねしたかったのです。
まだ勤務し始めて半年の私。
未経験で入り、弁1、事務員も私1人の事務所の為、
今の自分の習熟度が把握出来ておりません。
皆様の回答を拝見するあたり、
弁護士に負けないくらいの法知識をお持ちなんだなぁ、と
いつも尊敬の念を抱いておりますが、
まずはどこらへんまで把握していれば「半人前」、「1人前」と
自分で思えるのか、その基準をうかがいたかったものです。
ちなみに弊事務所では、弁が法テラスでクレサラの相談などをされ、
そのまま受任する・・・というパターンです。
まだ歴も短いため、5件程度しか申立代理人の立場をやっておりません。
(今のところ全部同廃です。管財は先日1件無事に終了いたしました。)
皆様は、どの程度出来るようになったら、あるいは、どの程度の知識がついたら「この子、やっと半人前くらいね」とか
「この子、やっと1人前ね」とか思うのでしょうか?
皆様のご意見を元に、自分なりに「ここまで出来たらとりあえずOK」という基準を設け、
これからの勉強に役立てたいと思っております。
どうか皆様、お時間のある方いらっしゃいましたら、教えてください。
6/11 15:41 高品質の債務整理を目指せば目指すほどわからなくなると思...
高品質の債務整理を目指せば目指すほどわからなくなると思います。
きっと生涯一人前と思うことはないでしょう。
うちの破産の神様の先生は
まだまだやなーとぼやいてます。
もう10年で案件500件はするかと思いますが、
日々、難問、迷います。わかりません。
6/11 16:05 まず職権で破産は無いと思います。 過去に、むしろ破産し...
まず職権で破産は無いと思います。
過去に、むしろ破産したかったですが(破産の費用が全く、捻出できなくて身動き取れない)方ありましたが、一部の、10分の1以上の理論にたけた債権者が認可決定の取り消しを裁判所に言ってきて、取り消しになりましたが
それでも裁判所は県連破産してくれませんでした。
6/11 16:05 難しい質問ですね。 破産の内容によってもレベルは異なりま...
難しい質問ですね。
破産の内容によってもレベルは異なりますよね?
同時廃止でも、①生活保護の方②給与所得者③個人事業主
④主婦などいろんな立場の方がいらっしゃいますし、
それぞれの立場によって必要な書類は異なります。
また破産の申立を準備するだけという立場と、
生活の更正を考える立場でしたら、また違いますよね。
私も弁1事1の事務所です。
やっと三年経過しました。
最近、法人の破産事件が入ってきました。
法人の破産は初めてなので、色々と調べながら
弁護士の指示を仰ぎながら頑張らなければなりません。
何においても同じですが、何か問題にあたったときに、
六法を引いて、弁護士に確認し(同意をもらい)
仕事を進めれるようになれば、半人前ではないでしょうか?
6/11 19:50 3年目になりますが,経験すればするほど,自分が知らないこと...
3年目になりますが,経験すればするほど,自分が知らないことを知って,
とても,自分で自分を一人前と思うようになれるとは思いません(客観的にも一人前ではないと思いますが…)。
質の高さを目指せばなおさらです。
でも,私は,基本的には,次のことができれば,自分としては4分の3人前くらいかなと思います。
(一人前とは言えないけど,半人前よりは少しいいかなという感じ)
・わからないことは,まず自分で六法・参考書等で調べることができること
=調べ方がわかること&その努力を惜しまないこと
・テクニカルなことだけでなく(申立に必要な添付書類とかがわかるだけでなく),
破産制度であったり任意整理の精神や背景のようなものを漠然とでも理解すること
債権者もいろいろですが,債務者もいろいろですし(全然協力的でない人とか),
経験を重ねれば,一人前には近づいていくと思います。
頑張って下さいね!
6/11 20:17 弁護士の立場から一言 法律は多分此処までで一人前と言うの...
弁護士の立場から一言
法律は多分此処までで一人前と言うのはないと思いますよ。14年前某弁が登録したときは、利息制限法の引きなおしが行われ始めたころで、引きなおしをしていない人は数多くいました。過払事案なんてとれば驚いたものです。
ヤミ金は払わなくてもいいなどと言う処理はつい最近のことと思っていたら最高裁の判例になりました。
破産も手続的な整備かかなり行われて、変貌しました。
要はより高い処理は常に存在し、不合格点はあっても満点は常にないのではと思います。
そして、より高い点を目指しているのなら、事務スタッフとしては合格だと思いますが。10年前のベテラン事務スタッフの10年前の水準を今に置き換えても、多分、不合格点だと思います。より高い水準を求めている時点でそれ以上のものはないかと。
6/11 22:55 某弁さんの「10年前のベテラン事務スタッフの10年前の水...
某弁さんの「10年前のベテラン事務スタッフの10年前の水準を今に置き換えても、多分、不合格点だと思います。より高い水準を求めている時点でそれ以上のものはないかと。」との意見を拝見して、私の考えが間違っていないことを確認しました。
法律事務所の事務スタッフとしてベテランになってくると、古い知識はあるものの、最新の情報に触れることがなくなっていくのではないかと思います。
破産手続き、執行手続き、保全手続きは、少しづつ法律も運用も変わっていますが、この変化についていく気力を失い、または変化に気づかなければ不合格なのでしょう。
わたしは何をもって一人前とするのか、半人前とするのかについては、雇い主である弁護士が最終的に判断することで、客観的には判断できないと思っています。
ただ、少しづつでも向上していけば、落第点をとることはないかなと思っています。
昨年から始まった「法律事務職員能力認定試験」も一度合格しても、合格の後勉強をやめてしまえば、5年後には落第点をとることになるのでしょうね。
あらためて勉強を続けようと思いました。
某弁さま、勉強をしなければと思うきっかけをいただきありがとうございます。