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法定自由財産(破産法34条3項1号,99万円までの現金)は,いつの時点から自由に使えますか?

2010/6/28 11:44
転職組(ID:404de78e029f)

初めて投稿いたします。
未熟者ですが,よろしくお願いいたしますm(_ _)m

個人事業主の破産で,過払いがあったので回収し,これから申立をしようとしています。
本人の収入は,5月に最後の入金があった分(100万円くらい)以降は全くのゼロです。
今後の入金(収入)予定は,これから仕事をする分なので,おそらく8月か9月頃です。
なので,6~8か9月は預金残高から生活費を捻出しなければなりません。(営業経費+生活費=30万円/月)
請負の仕事なので,営業活動は続けて受注に結びつける必要があり,他で働く時間は無いけれど営業活動の経費はかかる状態です。
財産は,過払い(申立代理人預り)と預金残高のみ。免責不許可事由はありません。
妻のパート収入はありますが,生活するには足りません。(妻も一緒に破産。)

現時点の財産は,70万円の預金残高及び30万円の過払い,合計100万円で,管財事件になる金額です。

そこで,教えて下さい。
①申立後も預金残高で生活したいのですが,破産法34条3項1号の99万円までの金銭は,すぐに本人が(生活するために)自由に使えるようになるのでしょうか?
審問が申立の1ヶ月先とかで,その後に管財人が自由財産を認めるまで預金残高を使ってはいけないとなると,7月8月の生活費がなく,本人とその家族は路頭に迷ってしまいます。
②また,開始決定までは預金残高から生活費・経費を使用する場合,(裁判所の夏休みもある時期なので)開始決定が8月終盤になれば,その時点では預金残高はほぼ無くなる計算です。(申立書記載は70万円)
この申立から開始決定まで預金残高から生活費を捻出する場合,開始決定時点の財産が,申立書に記載の金額からかなり減りますが,管財事件になると,申立書記載の金額を積立させられるなどの問題は発生しますか?

長々とすみません。
依頼者の生活は,大丈夫でしょうか・・・。

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6/28 11:52 生活費はいるので使えば良いと思いますが収支票に記載しても...

◆ 匿名2010/6/28 11:52(ID:46ca84bdb334)

生活費はいるので使えば良いと思いますが収支票に記載しても違和感のない範囲で、

でも営業を継続するほうが?

任意にしないとだめかな?

6/28 14:24 匿名様 早速のコメント,ありがとうございます。 任意でいけ...

◆ 転職組2010/6/28 14:24(ID:46ca84bdb334)

匿名様

早速のコメント,ありがとうございます。
任意でいけるなら万事O.K.なんですけどね(^^;
なんせ,事業資金の返済が月40万円あって,収入も半端なく増減するので個人再生もムリな状態です。。

半年前の受任時に今の状態であれば,債権者から催促されても払えないんだから返済するって話にはならず,弁護士費用も払えないんだから受任するって話にもなりようがなかったですよね。。。
(今更,依頼者の生活のために辞任して弁護士費用を全額返しますって話にもならないし・・・。)

他人の近々の生活をどうするかなんて,代理人が考えることではないのでしょうかね。。。

6/28 14:31 昔5000万円の保証債務、100万円の按分で任意に提案して、 1...

◆ 匿名2010/6/28 14:31(ID:46ca84bdb334)

昔5000万円の保証債務、100万円の按分で任意に提案して、

10年かかりましたが旨く行きました。

時間稼ぎして何とかなるんだったら、時間は稼げます。

6/28 14:37 会社も任意に整理して、 配当するようにしません?

◆ 匿名2010/6/28 14:37(ID:46ca84bdb334)

会社も任意に整理して、

配当するようにしません?

6/28 15:15 現金であれば、破産手続開始の後は事由に使えます。 しかし、...

◆ 匿名2010/6/28 15:15(ID:46ca84bdb334)

現金であれば、破産手続開始の後は事由に使えます。
しかし、預金であれば(直前解約を含めて)拡張の後でなければ使えません。
運用で、99万円までの預金は原則として拡張するとしていることが多いですが、あくまでも拡張された後だと思います。

>審問が申立の1ヶ月先とかで,その後に管財人が自由財産を認めるまで預金残高を使ってはいけないとなると,7月8月の生活費がなく,本人とその家族は路頭に迷ってしまいます。

拡張は審問前でもできるはずです。
開始決定の後速やかに拡張してもらうようお願いしてみましょう。

②また,開始決定までは預金残高から生活費・経費を使用する場合,(裁判所の夏休みもある時期なので)開始決定が8月終盤になれば,その時点では預金残高はほぼ無くなる計算です。(申立書記載は70万円)

生活費はやむを得ないかもしれませんが、経費はだめでしょうね。
また、今働いて破産後入ってくるものは、破産財団に組み入れるべきもので、それを生活費のあてにすることがそもそもできないので、根本的に方針を考え直す必要があると思いますよ。


本人が自由にできるのは、
1,法定の自由財産(現金 99万円)
2,拡張がみとめられた財産
3,破産手続き開始決定の後に本人が取得する財産
であって、破産手続開始決定前の原因に基づいて、破産手続き開始決定の後に本人に支払われるものは自由財産ではないです。

6/28 15:22 自由財産の支払いは管財人次第ですからね~。 打ち合わせの時...

◆ 匿名2010/6/28 15:22(ID:46ca84bdb334)

自由財産の支払いは管財人次第ですからね~。
打ち合わせの時にでも「生活費がないので早めにお願いします」とお願いすれば申立後すみやかに支払ってくれると思います。




6/28 17:00 皆様,コメントありがとうございます! 依頼者は個人事業主...

◆ 転職組2010/6/28 17:00(ID:46ca84bdb334)

皆様,コメントありがとうございます!

依頼者は個人事業主なので,主債務だけなんです。。
機関保証で,すでに代弁済みなので,減額の承認は下りないです。。

>開始決定の後速やかに拡張してもらうようお願いしてみましょう。

そうですね。
でも,こちらは東京ではないので,申立から審問・開始決定までがすごく長いんです。。(東京って,申立当日に審問があるって本当ですか?!)

とりあえず,弁護士判断なんでしょうね。。。

皆様,本当にありがとうございましたm(_ _)m

6/28 17:07 求償の先、 時間が経過すれば、意外と柔軟だったりしますよ。

◆ 匿名2010/6/28 17:07(ID:46ca84bdb334)

求償の先、
時間が経過すれば、意外と柔軟だったりしますよ。

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