■引き直し計算について
私は今年に法律事務所に入所したばかりで今になっていろいろ不安になってきました。ですので教えてください。
今まで引き直し計算をする時、利率を計算ソフトが勝手に変えていると思い18%から変えたことがなくどんな取引でも18%でしていました。でも最近自分で利率を変えないといけないと気づきました。そこで質問なのですが
①やはり最初の借り入れが10万円未満の場合は利率は20%で計算しないといけないのですよね?
②それで借り入れと返済を繰り返し残元金が10万円を超えた時や次回の借り入れが10万円以上の時は利率18%で計算するのですよね?
③極度額が10万円以上100万円未満の場合は最初から18%でよろしいのでしょうか?
④あと18%のままでずっと計算してある引き直し計算書を見たことがあるのですが、利率を変えない場合というのはどういう場合なのでしょうか?
⑤最初が10万円以上100万円未満の借り入れで途中で残元金がマイナス100万になった場合マイナス100万になった取引の時に利率を15%に変えるのですか?
沢山質問してしまってすみません。ですが本当にわからないのでどうか助けてください。
6/30 7:52 下記ソフトであれば通常の引き直し計算であれば利率は自動で...
下記ソフトであれば通常の引き直し計算であれば利率は自動で計算してくれます。
http://www5.synapse.ne.jp/supporter/synapse-auto-page/riemon.html#download
入力しやすく使い勝手がいいです。
事務所で、裁判所提出用は別のソフトとかいう決まりがあるなら、上記ソフトで入力→コピペで貼り付け+利率修正と多少面倒にはなりますが、相談者の方のような悩みはなくなるかと。
6/30 9:41 利率について 利率は当初の元本で決まり、弁済の結果、残元...
利率について
利率は当初の元本で決まり、弁済の結果、残元本が減少しても利率が上がることはありません。これは利息制限法の文言解釈で あり、裁判実務上もそのように扱われています。従って債務者側 の弁護士たる者が利率を上げて計算するようなことは積極ミスとなりますので御注意下さい。疑問がある方は適当な事案の判決文 を参照して確認して下さい。
反対に借り増しにより元本が増えれば利率が下がるとの説に立ち、自動的に利率が下がるように設定されています。その後弁済 によって元本が減少した場合には、当初の利率を限度として自動 的に上がるようになっています。過払いになった以後は、不当利得返還請求権についての悪意の利得者の利息返還義務、善意の利得者の遅延損害金返還義務の問題となります。催告の要否、5パーセントか6パーセントかなどの論点が発生します。利率ゼロにするのも一方法でしょう。
6/30 9:45 弁護士平井康博改良の1999/10/14版クレサラ元利充当計算用ソ...
弁護士平井康博改良の1999/10/14版クレサラ元利充当計算用ソフトについての利率の説明です。
7/2 13:51 ①約定利率が20%以上であれば、そうであると思います。 ②...
①約定利率が20%以上であれば、そうであると思います。
②そうだと思います。なおその基準となる「元本」とは引き直し計算をした際の金額のようです(最高裁H22.4.20)。
③実際に借りたのが例えば5万円であれば、極度額が50万円の契約であっても20%のようです(最高裁H22.4.20)。これと異なる判断(極度額が50万円なら18%)をした下級審の判例もありましたが、上記最高裁で決着がついたということだと思います。
④既に述べられておりますが、引き直し計算の際の法定利率は、元本が増えることにより下がることはありますが、元本が減ることにより上がることはありません(最高裁H22.4.20)。したがって10万円以上100万円未満で借り入れを始め、その後も元本が100万円以上にならなければ、法定利率は18%のままということになります。むしろケースとしては一番多いかもしれません。
⑤ 質問の内容がいまいち分かりませんが、④の回答で大丈夫でしょうか・・?過払金の額によって、法定利率がかわることはないと思います。
9/2 11:06 利率のことで調べていたら、こちらにたどり着き、横スレにな...
利率のことで調べていたら、こちらにたどり着き、横スレになって申し訳ありませんが、教えてください。
すでに書き込みにもあります、最高裁H22.4.20判決で、基準となる「元本」は引き直し計算をした後の金額になったことに関連する質問です。
引き直し計算をしたある時点の元本が-30万円(過払い状態、この時点まではもともと18%で計算)のときに、100万円の借り入れをすると、70万円が残元本となり、100万円の借り入れしていても、引き直し計算後の元本は100万円未満となるので、これ以降も利率は18%で計算という解釈になるのでしょうか。
よろしくお願いします。
9/2 11:36 今日は、 利率について 利率は当初の元本で決まり、弁済...
今日は、
利率について
利率は当初の元本で決まり、弁済の結果、残元本が減少しても
利率が上がることはありません。
これは利息制限法の文言解釈で
あり、裁判実務上もそのように扱われていました。従って債務者側
の弁護士が利率を上げて計算するようなことは積極ミスと
なりえます。
反対に借り増しにより元本が増えれば利率が下がるとの説に立ち、利率が下がります。その後弁済によって元本が減少した場合には、当初の利率を限度として上がります。
9/2 11:46 返信ありがとうございます。 あげさせていただいた例の場合...
返信ありがとうございます。
あげさせていただいた例の場合、
追加で100万円の借り入れをしても、引き直し後の残元本は70万円になるので15%でなく18%で計算することになるのかをお聞きしたかったのですが・・・。
質問の仕方が悪くてすみません。
9/2 12:07 15%です。
15%です。
9/2 12:28 返信ありがとうございます。 100万円の追加借り入れをしてい...
返信ありがとうございます。
100万円の追加借り入れをしているので15%になりそうな気がしつつも、最高裁が言う、利率決定の基準「元本」は、従前の借入金残元本(引き直し後)と新たな借入金との合計額ということになれば、-30万円+100万円=70万円となるので18%という解釈も成り立つと思うのですが、ここはどのように考えれば良いのでしょうか?
おそらく業者は18%で言ってくると思うので、その反論のためにも、頭の中をすっきりしておきたいと思っています。
よろしくお願いします。
9/2 14:04 利息制限法の解釈だと言っても分らないですから 弁護士会と...
利息制限法の解釈だと言っても分らないですから
弁護士会と消費者金融、商工ローン、銀行、等との債務整理で粛々とそれでさせていいただいていて広く理解を得られているものだとでも言ってやってください。