■小規模個人再生:「開始決定」後、「認可決定」が下りない可能性
6月上旬に「開始決定」が下り、異議申述期間終期の1週間前に近づいてます。
①今後、債権者の意見に何ら問題がない場合でも、申立人の「履行の可能性」について、疑いがあれば、「認可決定」は下りないのでしょうか?
②また、手続中、弁済資力がないと判断されると、破産するしかないのでしょうか?
申立時より、再生計画に基づく弁済について、「履行の可能性」を危ぶまれている様子で、『「履行の可能性」を再検討して下さい』との追完指示を3度も受け、やっと「開始決定」が下りた案件です。
「認可決定」まで、「家計収支表」を提出するよう指示されています。
「家計収支表」上では、収支のバランスも取れているのですが、実際は相当厳しく、7月に関しては、滞納税金分や生命保険料も支払えていません。(「家計収支表」に挙がっていない支出があり、実際の収支はマイナス状態であるかと思います。そもそも、申立人側できちんと調査、指導できていないのが問題です。)
ご教授下さいましたら幸いです。
8/10 23:25 今まで認可決定がおりなかったケースはないのでわかりません...
今まで認可決定がおりなかったケースはないのでわかりませんが、認可決定をもらえたところで履行できなければ、再生申立の意味がありませんよね。生命保険を小さくするとか説得できないのでしょうか。
うちは家計チェックが厳しいので、申立前までに滞納税を支払い終えたり、毎回の弁済額以上の積み立てができなければ、破産に方針変更するよう説得しています。
8/11 10:27 ある程度履行可能性があると見たから開始決定してくれたんだ...
ある程度履行可能性があると見たから開始決定してくれたんだと思うんですが…。
開始決定後に収入事情が大きく変わって認可決定が下りなかったことはありますが、予測家計以上に支出があり履行可能性が危ぶまれて…というのは経験がありません。
やはり一番の問題は、
>「家計収支表」に挙がっていない支出があり、実際の収支はマイナス状態
というところでは。
ウソの家計収支表を裁判所に出してるってことでしょうか?
仮に裁判所がそのウソに気付かずに履行可能性に問題がないとしたとしても、破綻が目に見えているのであれば申立人側で方針を再検討した方がいいのではないでしょうか。
(最悪、認可後にヤミ金に手を出す可能性も…?)
逆に、そのマイナスが突発的、一時的なもので、来月からは確実に収支を健全化できる見込みがあって、裁判所を説得できるだけの根拠を示せれば、正直に言っても通ると思います。
8/11 13:18 家計表については、いろいろ突っ込みをいれながら、こと細か...
家計表については、いろいろ突っ込みをいれながら、こと細かく本人に確認するようにしています。
収入の範囲内で生活をし、再生の弁済もしていくことができなければ、再生はできないことを債務者へ何度もしつこく言い聞かせています。
やはり、債務者本人に自覚を持たせないと、続かないと思います。
「破産しなければいけないのでしょうか?」
については、破産できない事情があるのでしょうか?
あるいは、再生も破産もせずに、なにもしないままだと、差し押さえられるのもがあるのでしょうか?
どちらにしても、再生ができなければ、破産、あるいはなにもしないという選択肢になるかと思います。
なにがなんでも再生をするという考えから、個人からの借金を増やし、結局、借金の解決にならないのでは?と不安になります。
ちなみに、再生開始後、認可がおりなかった事例としては、試験的積立ができなかった場合がありました。