■相続財産管理人の財産調査
債権者申立の相続財産管理人の事件をやっています。
本人には家族もおらず、親類とも生前ほとんど没交渉で、誰も、その財産状況について知る人がいません。
不動産に関しては固定資産税のデータから把握ができ、預金口座も一つだけは判明しているものの、
その他の財産が見当もつきません。
このような場合、どのようなやり方をすれば、財産調査が奏効するでしょうか。
財産が潤沢にあれば、手当たり次第に23条照会や郵便で照会とかやってもいいのですが、
おそらく財産全体では債務超過の見込みであり、予納金も十分でないため、
お金をかけないでの調査が希望です。
ぜひ皆様のお知恵を貸して下さい!
現在判明済の口座も、残高は100円にも満たなかったので、
振込料はもちろん、請求・受領するための郵便代や窓口に行く交通費のほうが高くつくため、
どうしたものかと思っています・・・
せめてこれ以上財産を減らしたくないもので。
10/27 23:10 ケースバイケースですが、選任された段階で自宅がまだ残って...
ケースバイケースですが、選任された段階で自宅がまだ残っているなら一回家に行って財産関係書類がないかどうかの捜索はやります。
また被相続人の自宅から近い金融機関に片っ端から照会書もって飛び込みということも昔弁護士にやってもらったことはありました(たいした金額ではありませんでしたが口座にあたったこともありました。口座残高よりも、口座の履歴が有用でした)。
債権者だったら生前の勤務先とか知りませんか?
そこから昔の給与振込口座とか割れませんか?
債権者予納金から払い渡される事務費用って20万円ぐらいですかね?
節約したい気持ちも十二分に分かりますが、ある程度は必要経費なんで、23条照会は贅沢ですが、足と手間でいける分はひとおおりやるほうがいいですね。
10/28 23:54 ご返信ありがとうございました。 やはり足でかせぐ、という...
ご返信ありがとうございました。
やはり足でかせぐ、という感じで地道にやるしかないのでしょうかね・・・
今回のケースでは、被相続人は死亡時は既に年金収入しかなく、
亡くなる数年前から認知症の症状が出ていたようであり、
介護施設で死亡されたものです。
抵当権付き不動産があることだけはわかっている状況です。
口座の残高自体よりも、履歴が重要ということもあると思うのですが、
把握している口座の金融機関に聞いたところ、
履歴の発行にもお金がかかるといわれて、凹みました・・・
(しかも、入出金があってもなくても、一月あたり数百円だそうでした)
ちなみに、郵便貯金は、最寄の局で手続すれば、
全国の取引の有無を照会してくれる制度がありますが(無料)、
銀行には、このような制度はないのでしょうか?
また、JAでは、他支店のことはわからない・答えられない・手続できないので、
支店ごとに調査しないといけない、と言われたのですが、本当でしょうか?
ペイオフ等の関係で、金融機関は必ず名寄せができるはず、と思うのですが・・・
10/29 10:35 まずは不動産の現場に足を運んで誰か住んでるのかどうか占有...
まずは不動産の現場に足を運んで誰か住んでるのかどうか占有関係の確認はするかなと思います。通電しているかとか、近所への聞き込みとか。
競売がそれなりに進んでいるならそっちの資料確認で足りるかもしれませんが、執行官から連絡きたときにこちらは何も動いてません~というのでは格好もつきませんし。
申立債権者=抵当権者でしょうからあまり多くを期待されている財産管理人ではないかもしれませんが、やっぱりひととおりはやったほうがいいですね。
財産管理事件ではやったことはありませんが、裁判所から金融機関に文書送付嘱託してもらうわけにはいきませんか?訴訟なんかで履歴欲しい時に、自分で取ったら10年分ウン万円というものも裁判所通じてやれば小銭で済むこともありますよね。
書記官とご相談になるといいのでは。
名寄せは出来ているでしょうが、現実それを使ってあちらが積極的に調査しなければならない義務までは現状ないと思います。親切な金融機関だとA支店に連絡したら、B支店にも口座ありましたよと教えてくれることはありますけど、基本は支店単位での照会になると思います。
ここ数年介護施設、ということはここ数年分の使用済み通帳類は施設側で保管されてませんか?
10/31 23:56 再度のご返信ありがとうございました。 わかるところから、...
再度のご返信ありがとうございました。
わかるところから、地道に調査したいと思います。