■免責不許可の官報掲載について
はじめまして。
私は司法書士事務所の事務員です。
免責不許可の場合も官報に掲載されるのでしょうか？
目星をつけて何度も探すのですが見つかりません。
私の探し方が悪いのか、不許可は元々載らないのかわかりません。
今まで破産申し立ては同時廃止ばかりで、全て免責許可されていましたが、
今回初めて、不許可決定がでてしまいました。
先生に聞いても、「僕も初めて不許可が出たからよくわからない。調べてみて。」
と言われてしまいました。
事務所には先輩事務員がいますが、登記担当のため、債務整理は私一人が担当しています。
文章が長くなってしまいましたが、お力をお借りできればと思います。
どうかよろしくお願いします。
1/19 10:22 免責不許可，残念でしたね・・・ 下記のとおり，破産法では...
免責不許可，残念でしたね・・・
下記のとおり，破産法では，免責が許可されたときは，「決定の主文を記載した書面」の破産債権者への「送達」については，
「送達」の代わりに，官報公告でもって代えることができるとされています。
つまり，官報公告されてるのは，破産債権者への通知の代わり，ということなのです。
本人と管財人への送達については，官報公告で代用することはできません。
実際，本人への決定通知については，官報公告をされていても，必ず来ますよね？
免責不許可の場合も，本人と管財人への送達については，官報公告で代用することはできません。
そして，免責不許可の場合は，破産債権者への送達の規定はありません。
そのため，官報には公告されないことになります。
破産法のコンメンタールがありましたら，２５２条の解説をご参照ください。
【破産法】抜粋
第２５２条
３ 裁判所は、免責許可の決定をしたときは、直ちに、その裁判書を破産者及び破産管財人に、その決定の主文を記載した書面を破産債権者に、それぞれ送達しなければならない。この場合において、裁判書の送達については、第十条第三項本文の規定は、適用しない。
４ 裁判所は、免責不許可の決定をしたときは、直ちに、その裁判書を破産者に送達しなければならない。この場合においては、第十条第三項本文の規定は、適用しない。
第１０条 この法律の規定による公告は、官報に掲載してする。
２ 公告は、掲載があった日の翌日に、その効力を生ずる。
３ この法律の規定により送達をしなければならない場合には、公告をもって、これに代えることができる。ただし、この法律の規定により公告及び送達をしなければならない場合は、この限りでない。
1/19 12:19 助かりました。 お忙しい中ご回答頂いて、本当にありがとう...
助かりました。
お忙しい中ご回答頂いて、本当にありがとうございました。（感謝）