■破産申立について
はじめまして。
破産申立について,質問させてください。
現在破産申立準備をしている依頼者が,税金(住民税,固定資産税,所得税等)関係で差押えをされている状態です。
このまま何もせず,ドウハイで進めても大丈夫なものか知りたいのです。
初歩的なことで申し訳ありませんが,どなたかご教授ください。
5/22 10:50 お世話になります。 破産手続は、破産者の財産を換価、回...
お世話になります。
破産手続は、破産者の財産を換価、回収して、配当手続を通じて、破産債権者に分配する手続です。
この手続は、破産管財人によって遂行されます。破産管財人には、法律知識を有する弁護士が充てられるのが通常ですが、そのためには、適正な管財業務の報酬の支払いが必要です。
破産者の有する財産の塊を財団といいますが、財団の規模が小さくて、破産管財業務の費用が不足する場合には、国庫が仮支弁により立て替える制度もありますが、様々な理由で、この制度が利用されることは先ずありません。
そこで、破産財団の規模が管財人の報酬額に満たないときには、裁判所は、破産宣告と同時にその旨を宣言し、破産管財人をせずに破産手続を終了させることができます。
これを同時廃止決定といいます。
案件全体が、同時廃止で良いのなら、またそれが必要なら(管財人報酬の捻出の如何等)それをされると良いと思います。
その差し押さえや、公租公課のことを記載するところがありますので、その疎明用資料もあれば貰って、添付されると良いです。
旨く行くと良いですね
5/22 11:35 また、 何ができるかと言えば、 オーバーローンの家で...
また、
何ができるかと言えば、
オーバーローンの家でもあるの?
住宅ローンの先か、どちらが動くか分かりませんが次の移転先は、まず家賃が発生するので、なるべく長く家に住んでもらうためには、
弁護士事務所らしくも無いですが、ぎりぎり、家が競売されるまで申立を待って、することをしたことが何件かあります.それだと、競売されるまでの手続きは債権者どちらも非常に時間がかかるので、長く家賃なしで住めて(道義的の部分と債務者(お客さん)の社会的フレッシュスタートとのバランスの議論は一旦おいて)、競売は任意売却に比し公平感もあるので、パスしやすくもなります。
旨く行くと良いですね.
5/22 12:14 税金(住民税,固定資産税,所得税等)関係で差押えをされて...
税金(住民税,固定資産税,所得税等)関係で差押えをされている状態です。
このまま何もせず,ドウハイで進めても大丈夫なものか知りたいのです。
この情報だけで、同時廃止で進めても大丈夫とは判断できません。
資産があるのか。おそらく差押えをされている以上、何らかの資産があるのでしょうね。
それが、剰余があるのか。
このあたりが重要です。
たとえば、500万円の滞納で、2000万円の不動産を差押えられているのであれば、同時廃止ではなく、管財事案です。
反対に2000万円滞納で500万円の不動産を差押えられているのであれば、同時廃止でも可能かも知れません。
競売を待ってという意見もありますが、滞納処分による差押えはなかなかすすみません。
その点も踏まえて、判断する必要があると思います。
安易に、差押えがあるから同時廃止と思っていたら、管財事案になって、その費用が支出できないなんてこともよくありますよ。
弁護士さんとも、資産や剰余をよく確認してみてください。
5/22 17:44 お世話になります。いつもすいません。
お世話になります。いつもすいません。
5/24 14:07 お世話になります。 おせっかいとも思いますが、そこで...
お世話になります。
おせっかいとも思いますが、そこで止まっても仕方がない。
いえね!
固定資産税が滞納って書いていただいてるから、家が自分の持ち家があるのかなと思っただけです。で、家の評価はどれくらいなるのかなと思ったのですが、家を売ってそのお金が借金の総額を超えるくらい高額ならば、別に破産しなくても良いと思う(できないとも言うか)。
固定資産税は家や土地の所有のある人について家や土地の価値の応じて課税されるものなので、持ってることが推認される。
家は20年も経っていれば、無価値と思ってもいいですから、実質は土地の評価になります。
それで、きっちりに固定資産評価証明をとることにはなりますが、費用期間、手間もかかるので、
方針が明確になるまでくらいは、周辺の物件の売買広告などを入手して、それの平米とかからおおよその価値を把握して、方針決定のよりどころにします。
住宅ローンも滞納してますかね?「オーバーローン」家の売却の価値より、家の借金の返済の額が大きい場合の具合とか大事になります。(だから、家の価値、住宅ローンの残額の承知はほぼマストです。)
5/25 12:55 差押さえって家ですか? それが家であるならば,オーバーロ...
差押さえって家ですか?
それが家であるならば,オーバーローン基準に照らしあわせましょう。
オーバーローンなら,管財事件にならないように処分してから申し立てた方が安全です。
オーバーローンじゃないなら,家を処分してしまうと面倒な事になりかねません。
いずれにしろ弁護士に相談しましょう。
不動産の価値は,2つくらいの不動産屋に相見積を作ってもらって算出します。
オーバーローンの基準がぎりぎりの場合は,さりげなく低く見積もって欲しいと伝えてネガティブ情報を色々伝えておきましょう。
給与なら,そのまま申し立てで良いかと思いまう。
それ以外ならケースバイケースだと思います。
結局管財事件になるリスクと後で否認権使われるリスクを考えるべきかと,あとはケースバイケースで状況に応じて対応なんじゃないですかね?
まあいずれにしろ。自分なりの方針を幾つか用意した上で,弁護士と相談すればいいと思います。
5/28 10:37 老婆心ですが、実際に、「家を売れ」とは言ってはいないです...
老婆心ですが、実際に、「家を売れ」とは言ってはいないです。同時廃止に申立る案件かどうかのの判断基準の一つに、仮に家を売却したと仮定して、その考えかたの例として挙げたのみです。