■パラリーガルの職業倫理について
私達はなぜ、低賃金で将来性もないパラリーガルの仕事を続けるのだろうか。
賞与が出なくても、残業代が出なくても、なぜ私達はそれを進んで受け入れるのか。
結局、私達は茨の道を生きたいのではないだろうか。
私達は、あえて苦しい道を進むことに喜びを感じているのではなかろうか。
こんな仕事を何年も続けるなど、もう負け組を遥かに通り越している。
格差社会の落伍者だ。下流社会の底辺層だ。
将来どうするのか? 私達は、常に不安の気持ちに襲われ続けている。
でも、だからこそ私達は職場に行くのだ。毎朝電車に乗って法律事務所に向かうのだ。
あらゆる不安を全身に抱えながら、私達は覚悟を決める。
だからこそ私達は弁護士の下で働くのだと。文句などなく、感謝の念だけがあるのだと。
自分の人生を危険な道に投げ出す。圧倒的に不利な状況にあえて自分を放り込む。
自分の人生に特大の負荷をかける。
そんなときに、私達パラリーガルは喜びを感じるのだ。
将来の希望などない。昇進も昇給もない。しかし、ないからいいのだ。
私達はある意味、人生の成功など求めていない。成功する権利があるのは弁護士だけだ。
もちろん、仕事にベストを尽くす。弁護士のためにとことん尽くす。
そのためになら、どんな辛さだって受け止める。どんな困難も受け止める。
血を吐いてでも、ベストを尽くす。
その最中で、たとえば過労死しても、我々は本望だと思わなければならない。
自分の使命に賭けて、情熱に賭けて、それで死んだのであれば、
それはそれで幸せなことであるし、素晴らしいことである。
弁護士からお褒めの言葉を頂こうなどと思ってはならない。
何をやっても怒られ、何をやっても足りないと言われるのが宿命である。
しかし、それに不満を言わない。それに絶望したりしない。
我々パラリーガルは、どんな結果であろうと真摯に受け止める。
私達パラリーガルにできることは、命を賭けてベストを尽くすことだけだ。
自分の仕えている弁護士のことを信じて、尊敬して、命を賭けてベストを尽くす。
それで人生が全うできたとすれば、賃金はずっと低くても、心は豊かだ。
たとえ途中で死んでしまったとしても、幸せな人生だったと言える。
弁護士からの見返りなど求めない。
弁護士のために人生を捧げることに喜びを感じていれば、
評価されるとかされないとか、報われるとか報われないとか、
そんなことはどうでもよいのだ。
7/24 10:17 昔は男子は試験受かるまでの、女性はお嫁に行くまでの社会経...
昔は男子は試験受かるまでの、女性はお嫁に行くまでの社会経験のため一時的勤務で腰掛としてのもので、社会的感覚でした、生涯を通じての職業としての感覚が労使ともに無かったです。そういうようなスタートですので、労働条件の改善の点に無頓着でした。それでも、労働組合や、先進的な先生達のご尽力もあって、今日のところまできていると言った方が正しい分析だと思います。
7/24 10:24 出だしのスタートが、ひどかったからだと思いますよ。昨今の...
出だしのスタートが、ひどかったからだと思いますよ。昨今の状況はこれでも結構な前進がある今日だと思います。いづれ、大手企業まではいかなくても、中堅の企業の労働条件のそれくらいまではゆっくり到達するとおもいますが。
7/24 15:27 組合主催の大坂の事務局の親睦会に参加して、執行部の方と軽...
組合主催の大坂の事務局の親睦会に参加して、執行部の方と軽く方針を語りあいましたが、私のが、大きすぎたみたいでした。実現に対してあまり本気にしていただけませんでした。