■事務長の仕事て?
弁護士5名の事務所に勤めています。まだ1年弱のぺーぺーですが、頑張って毎日過ごしているつもりです。
事務長さんという人が(男性40代後半)、事務員4人を束ねているということで
採用されるときにも面談をしていただきましたし、自分が研修をしていくからということで未経験だけど安心できるなと思いました。
ところが事件担当になっても殆ど報告も聞いてくれないし相談しても「自分で調べなさい」「弁護士に確認して」と言われます。
確かに膨大で深い知識が必要な仕事だから自分での勉強は必要だと思いますが
たぶん事務所なりのお作法的なルールがあるだろうと、一応それに合わせようと思って聞くことも、先輩に聞きなさいと言われます。
先輩に聞いても、いつも忙しいので部分的なことしか教えてもらえず、
結局は事務長に聞いてと言われます。
先輩はみんな10年以上のベテランです(TT)
頑張って戦力になりたいのに、結局は自分にはお茶くみと掃除しか判断できることがありません。この先この職業を長くやっていけるのか不安になってしまいます。
事務所で使う文房具や消耗品も、必要だと思うものを必要なだけ自由に買っていいみたいなんですけど、
同じノートを買うのでも、人によって低額なものだったり高額なものだったりまばらで
一応、経営を考えてもちろん購入してますが、判断に迷います。
事務長は、経営を考えるのは事務員の仕事じゃないから、自分の仕事でないときっぱりと言いました。却下されたら控えればいいけど、主張はすればいいと。。。
経営が困難になったら弁護士が考えることだとも言いました。
事務長は普通に事件担当をしていますし、他の事務員よりも多く担当していてお忙しいとは思いますが、法律事務所の事務長は民間企業の管理職とは違うのだから、あなたは自由にやりなさいということでした。
親切なように見えて、管理職とは思えない発言にびっくりしてます。
事務所の経営は自分のお給料に直結しますし、時代を先行して捉えて、必要な提言をしながら、規制を考えるのが管理職だという理解でいたので、私が大きなカン違いをしているのでしょうか。
法律事務所の事務長って何なんでしょうか?
教育もしてくれなくて、経営も考えないのに、何のためにいるのでしょうか?
弁護士の事件の数も目減りしているらしく、このままでいきなり解雇とかになったら事務員はどうなると思っているのか、それは事務長を信頼していいのか、不安です。
私は何か勘違いをしているのでしょうか?
先輩がた、どうかご指導をお願いします。
未熟な者で本当にすみません。
4/3 1:00 勘違いでしょう。 法律判断は弁護士がします。 経営は経営者...
勘違いでしょう。
法律判断は弁護士がします。
経営は経営者がしますので、通常は、弁護士がします。
事務員をコントロールして、法律事務をさせるのは、弁護士の
仕事です。貴方は、弁護士にむかって仕事をすればよいのです。
弁護士の経営方針が「必要な道具は自分で選んで買ってよい」
のなら、それに従い買えば良いことです。
事務用品は事務員の商売道具です。
安物で十分ならそうすればよいですい、多少高くても品質や効
率がよい道具のほうが生産性があがるなら、それを買う。
何か問題があるのでしょうか。自分に合う道具を使えるなんて
すばらしい事務所だと思います。
「自分で調べなさい」などということを言われるというのは、
調べてないからです。論外です。関連書籍と過去記録を探す
努力をしてないからそう言われるのです。
調べて、書面を作って弁護士に「これでよいか」とやるので
す。2通りの説があれば、2通りの書面をつくって、弁護士
にどちらか良いかぶつければよいのです。
書面作りなどについては、事務長は、貴方の質問に答えるのは
簡単でしょう。しかし、それが弁護士の答えとは限りません。
ベテラン事務が経験と書籍で学んだ知識で貴方の書類の作り方
を教えてあげても、弁護士は自分の趣味で変更してしまうでし
ょう。その変更は、明らかに間違っていることも多々あります。
事務長の考えをおしつけても仕方ないのです。
弁護士にむかって仕事をしてください。
「部分的にしか教えてくれない」などというは、ふざけてます。
先輩事務員に総合的な法律学の講義でもしてもらいたいのでし
ょうか。大学にでもいってください。
普通の事務員なら「あの本に書いてあるよ」とか「この事件の
記録が参考になるよ」としか言わないでしょう。
この世界では、事務長は、難しい案件をまわされる人、弁護士
が信頼している人、というところにすぎません。
4/3 5:48 諸先輩方、色々なご意見を本当に有難うございました。 反省さ...
諸先輩方、色々なご意見を本当に有難うございました。
反省させられたご意見、励まされたご意見、全て感謝申し上げます。
自分はただただ謙虚に頑張っているつもりでしたが、もっと謙虚な姿勢や工夫が必要であることも理解できましたし、
意見として事務長に話をおうかがいしてみようという勇気も出ました。
この業界いろいろなことが遅れていると感じています。
それをすべて「この業界は特別だから」として、ただ与えられた業務をこなしているだけでは(弁護士も事務員も)、進歩がないと思います。
弁護士、事務長、事務員、と事務所の中での役割分担は当然あっていいと思いますが、最終的な判断をする前の段階から全員が一致している方針で団結しているべきではと思うのです。
法律知識については簡単に学べる分野ではないですし、まずそこからというご意見もとてもごもっともです。
もっと勉強しなくちゃなあと思います。
でも同時に、事務所の一員として、一番若い立場の新人として、今後の事務所の存続を考えた行動はすべきだと思いました。
有難うございました。
4/3 14:03 コスト意識をもって、仕事に取り組むのは当然かな。 でも、そ...
コスト意識をもって、仕事に取り組むのは当然かな。
でも、それは、経営とよべるほどのことでは無いでしょう。
それに事務所の維持に必要な額以上の利益がでたところで、ほとんどの弁護士は、事務所の将来のために貯蓄してくれるわけではないのですよね
私の弁護士は、自動車と旅行につかってしまいます。
赤字ギリギリになるまでは、事務がいくら支出をおさえることを苦労しても意味無いので、さみしいですね。
4/3 21:36 法律事務所の事務長も、普通の企業の管理職というくくりかた...
法律事務所の事務長も、普通の企業の管理職というくくりかたで間違っていないと思います。
事務員目線で弁護士に意見を言う時には必要な情報を分析しておくべきだし、
経営者目線で事務員に指示をすることも、事務員にとって良いことだと思います。
長い間、事務員が定着して順調な事務所に見られる傾向ですがとにかく遅れてる。(弁護士のメールアドレスがいまだにヤフーのフリーメールとか)
だいたいが事務長はプレイングマネージャーで、しかも難しい事件を任される役だったり、
一番、弁護士の都合のいい存在として活躍しているようですが、
事務所の停滞をいち早く気づいて軌道修正するようにプランニングしていくことはヒラの事務員にはなかなかできないことです。
うちの事務長は法律事務のキャリア5年で事務長に抜擢されたそうです。
管理職の能力に長けていて、人としても信頼できる人です。
プレイングマネージャーですが、一番手二番手の事務員が困難な事件を担当していて、事務所の経営について管理職として考えて弁護士に意見を言っています。
そのおかげで事務長以外の事務員の能力が伸びて、下っ端の自分も安心して他の先輩事務員を頼れますし、身近な目標として俄然やる気が違います。
私が新人の時は、それこそ自分で調べていましたが、一つのことを習得するのに長い道のりでしたし、先輩に聞きにくい気風というのがとてもストレスでした。
うちの事務所は大手の派手な宣伝をする事務所とは全く違っていて、最初は管理職を置くなんて組織化路線?!と抵抗がありましたが、
今の事務長になってから約3年たって、振り返ってみると、仕事に対する精神的な不安や、弁護士に対する不信や、過剰な残業が無くなりました。
結果的に事務所にも事件の多様化が進み、この時代なのに昇給もあります。
定年直前の事務員を解雇しようかという話も出ていたのに、今の事務長の手腕のおかげで無事に定年まで勤務してちゃんと送り出せたベテラン事務員もいます。
法律知識だけを持つ職人気質な従来型の事務長を批判するつもりはないけど、今の厳しい状況のなか、経営センスのある管理職が弁護士をうまく促して事務所としての方針を決めていくという形のおかげで弁護士は弁護士業に集中できていいんじゃないかと思います。
4/3 23:10 私の事務所では、以前、一番勤務年数が長い方が、弁護士より...
私の事務所では、以前、一番勤務年数が長い方が、弁護士より任命を受け事務長をしておられましたが、結局、一年もたたない間にある日突然解任されました。
弁護士は知りません。その方が、事務局内で一番問題児であることを。
でも、解任されたということは、弁護士も何かに気づいたのかもしれません。
人をまとめる立場になられる方は、やはり、人格者であることが望ましいと思います。
4/3 23:22 皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアントを蔑...
皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアントを蔑ろにしてませんか?
4/3 23:31 結局は事務所によって事務長の仕事って違うと思います。 事務...
結局は事務所によって事務長の仕事って違うと思います。
事務長が管理職として足りないと思うのなら、まず事務長に疑問として聞いてコミュニケーションをとるべきでしょうね。
どんな事務長でも、事務所が判断してその人に任せているのですから、部下となる側としたら、まず事務所が判断した責任者と語りあう姿勢を持つべきです。
あと、現状ある不安なことや疑問は、たぶんその事務所の歴史の中で、既に議論されていたりしてそうなってるケースもありますから、頭ごなしにいけないと捉えるより、経緯を聞くという姿勢も新人としては大切ではないでしょうか。
極論から言えば、事務長を信じられないのは事務所を信じられないというのと同じ。あくまでも極論ですよ。
一人だけが事務所の方針を理解できずただ反発意識だけを持つなら、その人が正しくても事務所には迷惑な存在で、要するに団体行動がとれない人と判断されて然るべきなのです。
それが本意ではないなら、コミュニケーションをとって理解するよう努め、どうしても理解できないなら弁護士に聞くべきです。
弁護士の意見にも納得できないなら、あなたはその事務所にとっては不要な人になるだけです。
法律事務所の事務長はあくまでも経営方針や思想を理解したうえで、それを事務員におとしていく役のはずです。
業務内容や権限は事務所によって違います。
4/4 8:01 事務長、(今どきは、マネージャー)とかの仕事の基本の役...
事務長、(今どきは、マネージャー)とかの仕事の基本の役割は、
2、3人いる先生からそれぞれに出る仕事を、4、5人いる事務局に効率的に振り分けて、合理的かつ正確に迅速に処理するために設けられているポジションのように思えます。
4/4 8:53 皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアントを蔑...
皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアントを蔑ろにしてませんか?
どこからこのように思われるのでしょうか?
クライアントに責任を持つのは唯一弁護士のみです。
事務長を含めて事務局がクライアントに責任を負うのではありません。
そうである以上、弁護士に向けて仕事をする=クライアントに向けて仕事をすることです。
弁護士の方に視線がいくことがクライアントを蔑ろにすることではないと思います。
たしかに、弁護士の方針に疑問が有れば弁護士にそれを指摘するようなこともあるでしょう。
でも弁護士の方針が間違っていると思いますということを口が裂けてもクライアントには言ってはいけません。
4/4 16:46 >皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアント...
>皆さん、視線が弁護士の方にばかり行って、クライアントを蔑ろにしてませんか?
つ「弁護士の利益が最優先」
事務職員は弁護士に雇用されている従業員であるから、雇用関係に従って弁護士の指揮監督に服し、弁護士の指示に従って行動する。「事務職員にとって弁護士は唯一の依頼者である」
(2009年度日弁連事務職員能力認定制度研修教材より)