■管財事件 未払賃金の立替払請求について
この度、破産管財事件において、破産会社従業員の未払賃金及び退職金立替払請求をすることになりました。
事前に、管財人用の立替払制度についてのパンフレットや労働者健康福祉機構のホームページにおいて制度の内容を勉強しました。
初めて利用する制度なので、ただ単に出してくれといわれている資料(賃金台帳や退職金計算書等)としてあがっているものを出せば立替払請求は通るものなのでしょうか。
この制度を利用された方がいたら、その点をお教え下さい。また、苦労された方がいらっしゃったらどういう点で苦労されたのかお教え下さい。
5/31 22:44 経験者です とりあえず資料を出したうえで、機構の指示に従...
経験者です
とりあえず資料を出したうえで、機構の指示に従うしかないと思います。
資料が調っておれば、結構すんなりと行きますが、少しでも不備があれば、重箱の隅をつつくような感じで、不備の補正の指示があります。
正直なところでは、2度としたくないです
5/31 23:05 書き込みありがとうございます^-^ すんなりいく場合とい...
書き込みありがとうございます^-^
すんなりいく場合といかない場合があるんですね…やっぱりすんなりいかないと労働者の方と揉めることもあるんですかね??
「何でもらわれへんのや!!」とか…。
しかも、二度としたくないようなものなんですね…正直自分も不安です。
今は、とにかくパンフに書いてある資料を揃えて機構に送りつけてやります!!それからですよね^O^ノ
6/1 13:06 従業員立替払請求は先の方がおっしゃる通り,面倒です。面...
従業員立替払請求は先の方がおっしゃる通り,面倒です。面倒な処理をしたところで管財人報酬に増えるわけではないのでうちの事務所の場合,社労士にアウトソーシングしています。初めて頼むときは社労士も立替払請求を知らないので少し面倒ですが,従業員からの賃金等の問い合わせも基本的に社労士に全部回せるので負担が軽減されます(最終的に財団から全額払える見込のときは立替請求は利用しないですが,未払い賃金の計算や源泉徴収票の作成を分かっている社労士に任せると楽かなり負担軽減されますよ。管財は弁護士の経験に応じて裁判所が振ってくるのでだんだん難易度が高い事案が増えるので)。
また,必要書類が全て揃っている場合は問題無いですが,必要書類が無い場合は管財人調査報告書みたいなものをつける必要があるので少し面倒になりますので頑張ってください。
6/1 15:44 管財人サイドの本音はそんなもんなんでしょうね(手間がかか...
管財人サイドの本音はそんなもんなんでしょうね(手間がかかる、うるさくて面倒、その割に儲からないetc)。
私は申立人側で一度関与した事がありますが、管財人弁護士に「労働者が困ってるから手続を早くしてあげて」と数回お願いしても、ウダウダやってて一向に手続を取ってもらえませんでした。その時の労働者の中には、給料遅配による生活費捻出の為、クレサラに初めて手を出して生活をやりくりしていた人もいた位なんですが、そのクズ弁護士にとっては、そんな事お構いなしですわ。労働者の人が管財人弁護士に直訴の電話をしても、「私は、他の案件もあって忙しい。」と逆ギレして放置する始末・・・。
何だか愚痴っぽくなりましたが、管財人サイドの方々におかれましては、生活に困っている労働者の事も時には想起して頂いて、早期の手続を願いたいものです(普段は、「弱者救済」とか「困っている人の為に汗をかきたい」とか言っている人が多いんだから)。
6/1 15:56 破産手続き その本質が債権者のためのもので、 弱者のため...
破産手続き
その本質が債権者のためのもので、
弱者のための救済措置ではないですが
6/1 16:24 未払賃金の立替払制度というのは、通常の債権よりも特別扱い...
未払賃金の立替払制度というのは、通常の債権よりも特別扱いをして(そもそも、未払賃金のうち3ヶ月分は、一般的な債権よりも優先的地位を有するけれど=財団債権。それ以上の扱いをするのが本制度)、政府(独立行政法人労働者健康福祉機構)が、倒産した事業者に代わって、労働者保護・弱者保護の為に(あんたの好きな憲法25条も関係するだろう)、賃金の一部を立替払いする、というものでしょう。
破産制度と立替払制度を混同してるのか、そもそもよく分かってないのか、いずれかなんだろうが、それで批判してるつもりかね?
6/1 16:52 今までに何回も利用していますが、申立代理人サイド(元従業...
今までに何回も利用していますが、申立代理人サイド(元従業員の方とか)である程度、準備してくれることが多かったです。
あまりにもわかりにくい場合や人数が多い場合は、日当を払って、元従業員の方に手伝って貰ったりしたこともあります。
うちの弁護士は「出来るだけ早くやってあげてね。皆さんお困りだろうから」というスタンスです。
立替払いの場合は、財団債権の按分弁済をするときの充当関係がややこしくて手間で苦手です・・・。
6/1 16:55 管財人側で未払賃金立替制度を利用したケースは何度かありま...
管財人側で未払賃金立替制度を利用したケースは何度かあります。
普通にこの立替制度の利用の援助も管財人の仕事の一部だと思うので,
別に手を抜いたりしません。
(多少めんどくさいのは確かですが,同程度にめんどくさい処理は他にもあります)。
しかし,仕事を(親切に・あるいは迅速に)やってくれない人がいる,というのは
申立人サイドでもよくある話です。
自分が管財人側で仕事をしたときのケースでは,
申立てが遅れたために未払賃金が財団債権や立替払いの対象期間から外れた人がいて,
申立代理人がもっと早く申し立ててあげてたらもう少し救済できたのにと思ったことや,
労働者に対する説明が不十分なため(配当見込が薄いことだけ説明したものと思われる),
債権届も未払賃金立替制度の請求も管財人が労働者に促してもなかなか上がってこない,
といったこともありました。
お互い様ですし,仕事は誠実にしたいものです。
6/1 18:02 ご気分害されたのなら誤ります。 すいませんでした。 批判...
ご気分害されたのなら誤ります。
すいませんでした。
批判の意はないです。
そう思うだけです。
6/1 18:28 福祉機構は,基本的に管財人の証明額を認める印象です。 ただ...
福祉機構は,基本的に管財人の証明額を認める印象です。
ただ,計算間違いなどは訂正させられますし,立替払制度の要件を
満たしていないものを記載した場合も訂正させられます。
根拠資料がないものは提出を求められますし,資料がないときは,
管財人がその旨証明するという上申書を求められます。
本来は,未払賃金立替払事業者がやる仕事で,管財人の仕事ではな
いですよね。
本当なら,破産管財人が破産手続で認める予定の労働債権の一覧表
だけ作ってあげて,あとは福祉機構が実際の立替払額を計算すべき
だと思います。×0.8の金額まで計算させて福祉機構はずるいですね。
労働者が,この制度の対象にならない賃金などで文句を言ったら,
福祉機構に電話するようにすすめます。
基本的に,管財人が証明書出しても,そんなにすぐ支給されるもの
ではないですよね。管財人が資料を送ってからも,実際に支給され
るまで2ヶ月かかっていることも多いようにみえます。
管財人が速やかに証明書をかけないのは,申立代理人が整理してく
れてないから,ということがほとんどです。
賃金査定のための計算根拠資料等の不足ですね。
私の地方では,労働者が困っている時や,急いでいる時は,申立人
代理人が証明書を下書して,管財人に引き渡します。
この場合,管財人はチェックしてハンコを押すだけ。
早く済みますね。