■事務員では話にならない、弁護士を電話に出せと言われたら(クレーマー対処術)
相手方
「事務員さんじゃ話にならないから、弁護士出してくれませんか?」
パラリーガル
「どの件はどの事務員が電話で対応すると弁護士が決めているのに、弁護士が決めた事務所の決まりを変えろということですか?」
相手方
「そうじゃなくて、あなたじゃ話にならないから......」
パラリーガル
「いや、だから、誰が電話に出るか、誰がどこまで受け答えをするか、どのような話になったら弁護士が途中で代わるか、どのような話なら弁護士に代わらないで事務員が後から報告するかという事務所内部の事務分配の基準について、外部の人間であるあなたが指図できることの根拠をお聞きしているんですが。」
相手方
「あのねえ、そういう話じゃなくて......」
パラリーガル
「いや、そういう話ですよね。いいですか、事務員が弁護士に「電話に出ろ」と命令することは、部下が上司に命令することですから、社会常識に反しますから、それが正当化できることの根拠をお聞きしているんですけど。」
相手方
「とにかく、あなたじゃ話にならないわけで......」
パラリーガル
「ですからね、私の言ったこと聞いてます? 本来事務所の取り決めである仕事の割り振りの基準や指揮命令系統のシステムについて、あなたは部外者にもかかわらず人の事務所の内部に干渉したと、そう聞いてよろしいわけですね?」
相手方
「そんなこと言ってないでしょう。」
パラリーガル
「いや、あなたは「弁護士を出せ」と命令しましたよね。要するに、弁護士は事務員に対して、この件は事務員が要件を聞いて後で弁護士に伝えろと、そういうふうに決めているのに、あなたは事務員がその決まりを破れと、弁護士に逆らえと、そう言ったんですよね。」
相手方
「だから、私は事務員さんとは話す気はありませんから......」
パラリーガル
「つまり、この事務所の電話の応対に関するルールは、弁護士じゃなくてあなたが決めるから事務員はそれに従えと、弁護士はどんな大事な仕事をしていても中断してあなたの電話に出る義務があるんだと、あなたはそう主張されたんですよね? そのように弁護士に伝えますから、それでいいですか?」
相手方
「そんなこと言ってないでしょう。私は、弁護士に電話を代わるように、あなたから弁護士に伝えてほしいと言ってるわけで......」
パラリーガル
「ですからね、私は弁護士の部下ですけど、私はあなたの部下じゃないわけで、あなたの命令に従う義務はないでしょう? 弁護士が決めたルールのほうが上でしょう? それとも、あなたは私の上司になったんですか? 契約書があるなら今すぐFAXしてくださいよ。」
相手方
「もういいですよ。結局、弁護士は電話に出てくれないんですか?」
パラリーガル
「いや、話聞いてます? 弁護士が事務員から電話を直接取り次ぐか、それとも事務員に聞かせて後で報告を受けるか、それを決める権限を持っているのは事務所に所属する弁護士だけだという話なんですから、あなたの質問は問題の所在を全然理解してないですよね? 私の言ってる意味わかります?」
相手方
「じゃあ、弁護士はいつ電話に出てくれるんですか?」
パラリーガル
「申し訳ないですけど、いつ電話に出るかどうかを決めるのも弁護士ですから、あなたの質問の前提が間違ってるんで、時間の無駄ですから、同じ質問は1回にまとめて頂けませんか? 新しい質問がないなら、もう電話切りますから。」
相手方
「つまり、弁護士は私からの電話には出てくれないということですね。」
パラリーガル
「人の話聞いています? 何度も同じこと言わせないで欲しいんですが、誰が電話に出るか、誰がどこまで受け答えをするか、どのような話になったら弁護士が途中で代わるのかという事務所内部の決まりについて、部外者が命令できる根拠が示せないなら、話は先に進みませんから、事務所の業務妨害ですから、あなたが私に話して私から弁護士に伝えるか、あなたが私に話したくないなら電話を切るか、どちらかにしてください。」
相手方
「だから、私は事務員さんとは話す気はありませんから......」
パラリーガル
「もう電話を切りたいということですね。わかりました。そのように弁護士に伝えておきますので。失礼します。」
12/18 2:56 おとなしく弁護士につなぎましょう。
おとなしく弁護士につなぎましょう。
12/18 9:27 弁護士に伝えて、指示を受ける。
弁護士に伝えて、指示を受ける。
12/18 11:17 しゃーないですよね。 依頼者は、弁護士に依頼してるんだから。
しゃーないですよね。
依頼者は、弁護士に依頼してるんだから。
12/18 20:44 どっちがクレーマーなんだか・・・
どっちがクレーマーなんだか・・・
12/18 21:03 ID:31e606677a7d
http://www.paralegal-web.jp/paracomi/data/post-3192.php
12/19 9:43 まずあなたの弁護士が基本電話対応しないという方針なのであ...
まずあなたの弁護士が基本電話対応しないという方針なのであれば,
・なぜ電話対応をしないのか
・電話対応する場合の条件
等を事前に確認しておいた方が相手方に適切な対応が出来ると思います。
相手方が誰なのか分からないので…以下はうちの事務所での対応です
相手方が消費者金融の場合
社長が電話に出るなら出ると言っている回答
また,いちゃもんつけてくる人には,何故私ではなく弁護士と直接話す必要があるのかの具体的理由を尋ね,その理由が適切でなければ弁護士は電話に出ないと言っている旨を明確に伝える等 ですかね~
(このタイプの弁護士の場合,最初から直接対応すべき相手の場合,事前に事務員にその旨伝えていると思いますので…)
12/19 11:07 匿名さん(ID:41f50f2db23e)同様に、相手がどの立場なのか...
匿名さん(ID:41f50f2db23e)同様に、相手がどの立場なのかによって、対応が変わると思います。
依頼者であった場合、電話の対応ひとつでも、弁護士会に苦情をいうことがあります。
弁護士に迷惑をかけないための努力も必要だと思います。
依頼者に対して上記のようなやりとりをしたのであれば、私個人としてはふさわしくないと感じました。
12/19 11:26 みんなつられすぎ
相手にするだけ時間の無駄。
12/19 11:42 「朝、誰よりも早く事務所に来ていて、夕方、誰よりも遅くま...
「朝、誰よりも早く事務所に来ていて、夕方、誰よりも遅くまで事務所にいて、何時も忙しくしていて、如何に、優秀でそれが120%稼働しても口は一つ、手足は二つ宛であるので、せめて我々みたいのがいて、手足、口の数を増やしてなるべくお客様にご迷惑がかかることの無いように、(担当制)事務局の担当制を設けているもので、なるべく事務局でご要望、ご意見はまとめて弁護士に伝えまして合理的に皆様、全体をお待たせすることの無いようにしたいと思っているものです。」と言うようなことを直でなくカーブでお伝えしています。
12/20 19:55 大きな債務整理事務所にいた時は、本当にこんなやりとりも聞...
大きな債務整理事務所にいた時は、本当にこんなやりとりも聞こえてきましたよ・・・
今の小さい事務所に移って、弁護士がすぐに「いいよ、電話変わって。私が話すから」って言ってくれることに驚きました