■被成年後見人が施設を壊した場合の賠償金は？
被後見人の方が施設の柱等に傷をつけてしまいました。
施設は賠償保険に入っていないようなのですが、その場合、弁償の費用は被後見人の財産から出していいのでしょうか？
それとも被後見人に責任能力がないということで、後見人たる弁護士が出すのでしょうか？
未知のケースでどうすれば良いかわかりません。
教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。
2/28 17:51 被後見人の財産から支出してよいのではないでしょうか？ ただ...
被後見人の財産から支出してよいのではないでしょうか？
ただ，施設の入所者管理にも問題があるのではないかと思いますが。
なお，判断を迷うような事案であれば，裁判所に支出の可否を尋ねた方が良いでしょう。
2/28 21:22 損害賠償責任があるのか、あるとして誰が負うのかというのは...
損害賠償責任があるのか、あるとして誰が負うのかというのは難しい問題で、弁護士に判断してもらうしかないのではないでしょうか。
参考としては、民法７１３条、７１４条あたりかと思いますが…
そこがどういう施設かわかりませんが、認知症の方を受け入れることを前提とした施設なら、施設の管理責任の問題もありそうに思います。施設は当然その方が成年被後見人であることも本人の病状も知っていたでしょうし。
介護保険の指定事業所であれば、市町村や国保連に相談してみることもできると思います。
ただ、今後とも本人がその施設にお世話になる必要があれば、法的なことはさておき、実際上は施設とあまりもめないような配慮をする必要があるかもしれません。
2/29 12:18 ありがとうございました
匿名お二方様
さっそくのアドバイス、ありがとうございました。
施設、といえるほど立派なものではなく、ただの民家を使用した、いわゆる宅老というものらしいので、どうなのだろうと思いますが…弁護士とも相談の上、場合によっては裁判所に伺うなどしてみます。
3/1 0:45 「宅老」というのは幅のある言い方なのでそれだけからはわか...
「宅老」というのは幅のある言い方なのでそれだけからはわかりませんが、介護保険の指定事業所でも、ただの民家を使用してやっているケースは決して珍しくないし、おかしいことでもありません（病院みたいな施設よりも、自宅のような雰囲気のほうが高齢者が落ち着けるといったことで）。
ご質問のようなケースで誰がその費用を負担するかについては、私見としては、当該施設が、お金をもらって業として高齢者を受け入れている施設なのか（保険のケースも自費のケースもある）、好意あるいは無償ないしごく低額の利用料だけでボランティア的にやっているものなのかも、判断の要素になるのではないかと思います。