■放置案件
弁1事1の事務所です。
今週、複数の依頼者から、同じような厳しい内容の電話が立て続けにあり、
かなり凹んでいます。
事件の内容はここでは書けませんが、進行に関するいら立ちの電話です。
誰もが最初の契約の時には信頼関係が築けていたと思っていたので、
余計に頭が混乱しています。
依頼者からは、電話口で、かなり強い口調で露骨に不信感を示されました。
いずれも先生が不在のときの電話で、先生への伝言を頼まれました。
但し、事務員である私への不信感や、事務所の体制全般への不信感も
混じっていました。
依頼者の声からは、居ても立ってもいられず、我慢の限界だという
感じが伝わりました。
いずれも10分くらいの電話でしたが、私は一方的に言われるままでした。
もっと迅速に進めてくれると思っていたとか、
これからどうなってしまうのか心配で夜も眠れないとか、
何でこんなに時間がかかるのかとか、
人の人生が掛かっている件がどれだけ大切なのか分かってくれてないとか、
同じようなことを数分間のうちに何回も言われました。
「繰り返しになりますが」とか「念のため言いますが」とか、
そんな言葉そのものを何回も言われました。
私が「はい」とか「弁護士に伝えます」としか答えられないため、
依頼者は余計イライラしているのが解り、私ももどかしい思いをしました。
依頼者のほうは、「必ずやります」「申し訳ございません」という
言葉を聞きたいため、
なかなか電話が終わりませんでした。
依頼者は、私の対応がマニュアル式の型通りのものであったことにも
怒っており、
「事務員さんからも人間としての対応が見られない」と言われました。
それでも依頼者は、「お宅を信用してないわけではないですが」と言って、
委任を辞めるというようなことはありませんでした。
別の弁護士に頼んだほうがよかったとか、別の事務所がよかったとか、
弁護士選びを間違えたとか、依頼者がそう思っていることは分かります。
しかし、依頼から数か月も過ぎてしまって、高い着手金も払っており、
今さら別の弁護士に変えるというのが無理だというのもわかります。
そもそものトラブルで疲れているのに、余計なトラブルを増やせないのは
当然です。
私が一番近くで事実関係を見る限り、依頼者の電話はどれも図星でした。
社会常識から考えれば、依頼者が怒るのは当然の状態でした。
依頼者のほうに筋が通っているのは、近くで両方を見ている私からは
明らかでした。
但し、私には事務員としての立場があるので、そう言えないだけです。
先生は最近、何だかやる気がありません。放置案件が増えています。
私に丸投げされれば、私が休日出勤してでもやるのですが、
その指示すらもないので、私が冷や冷やさせられています。
私は定期的に、それとなく先生に一覧表を渡したり付箋を貼ったりして、
お伺いを立てるのですが、これも他の書類の間に挟まって
放置されてばかりです。
先生は、もともと人に親身になる性格ではないのですが、
仕事に飽きてきています。
楽して儲かる仕事ばかり探しており、そうなっていない現状に
イライラしています。
以前と比べて事件の件数も減って、それほど忙しくなくなったのですが、
1つ1つの事件を丁寧にやる方向には行かず、むしろ逆になっています。
今回の依頼者からの電話も、それほど儲かる仕事ではありません。
経営者としては正しいと思いますが、儲からない仕事に時間は
かけない主義です。
今回の依頼者からは、それまでにも何回か多少催促らしき電話があり、
先生が対応しており、私は横で聞いていました。
先生は、依頼者や相手方の名前を間違えたり、
話の様子が投げやりだったり、
やる気のないことは電話の向こうで依頼者にも
伝わっているのではないかと思い、
いつ依頼者が怒り出すか、私は内心冷や冷やしていました。
しかし、事務員の立場にある者としては、そのような考えを
殺すしかありません。
その意味で、今回の依頼者からの怒りの電話は、
ある程度予想できたことでした。
それだけに、「事務所が親身になってない」と言われることは、
事務所のために尽くしてきたはずの私としては、かなり凹むことでした。
その一方で、事務所のホームページには
「依頼者のために親身になります」とか
書いてありますが、こんなものがリップサービスであるのは常識であり、
依頼者のほうもその辺は当然理解すべきだという反発心もあります。
先生が事務所に戻ったあと、私はできるだけ依頼からの電話を
正確に伝えました。
もちろん、先生は非常に不機嫌になります。
先生はここ半年ぐらい、事務所の売上が下がっていて、
いつも機嫌が悪いです。
事務はほとんど私に丸投げで、私は忙しいですが、先生は暇そうです。
それだけに、先生は色々なことに頭が回って、
私に八つ当たりすることも多いです。
私が依頼者からの電話の内容を全部伝えないうちから、
先生は「余計なことを言ってないだろうな?」と
不信の目でにらみながら聞くので、
私も萎縮して、なかなか上手く電話のニュアンスを伝え切れません。
私が依頼者の言葉をメモしたものを読み上げても、上手く伝わらず、
先生はますます私に向かってイライラするばかりで、
同じことの繰り返しです。
先生は、
「50万円程度の仕事でゴタゴタ言われるのが一番嫌なんだよ!」とか、
「そんな50万程度のはした金で弁護士を利用できると思ってるのか!」とか、
「最初からこんな件やりたくなかったんだよ!」とか、
「ちゃんとやってるのにやってないと言われるのが腹が立つんだ!」とか、
「そんなに文句言うなら、もう辞任するか?」とか、
私に向かって激しく怒ります。
私は依頼者になり代わって怒られていますが、先生にしてみれば
構わないのでしょう。
私は内心だけで、「実際にはちゃんとやってないでしょう」とか、
「一旦引き受けた仕事はやるのが義務でしょう」とか思うのですか、
そんな気持ちが生じていることを自分で認識する余裕もなくて、
ただ怯えています。
一番心が折れるのが、
「電話でゴタゴタ言われるのが一番嫌なんだ!」という言葉です。
いつも、電話でゴタゴタ言われる役目をしているのは私です。
むき出しの悪感情を投げつけられて怒られると、
精神的にかなり疲労します。
但し、依頼者は先生に怒っているので、
私が怒られていることにはなりません。
そして、それを聞いた先生は、依頼者に対する怒りを私にぶつけます。
これも、先生は依頼者に怒っているので、
私が怒られていることにはなりません。
理屈の上では、私は双方から怒られていないのですが、
実際には双方からの怒りをもろにかぶって、ひたすら心を殺しています。
私はいずれも謝れる立場にないので、勝手に謝ることもできず、
それによって相手はますます怒りを倍増させている感じで、
怒りは長く続きます。
仕事とは何か、役割とは何か、社会人や組織人の責任とは何か、
色々と考えると惨めになってきて、ふっと死にたくなります。
先生は、もともと安い仕事はやらない主義で、
「弁護士の肩書きはそんなに安くない」と言うのが口癖です。
しかし、法科大学院の卒業生が増えて、弁護士が増えてきて、
利益が減りました。
そうすると、本来は弁護士がやる値段の仕事ではなくても、
受けざるを得なくなります。
それでも、やる気が出るわけではないので、どうしても力が入りません。
しかも、単価が安い仕事をどんなに積み上げても、
やっぱり売上が上がらないので、
このような仕事に付き合わされる際にはいつも機嫌を悪くします。
先生は、このような嫌々受けた件では、
代理人を辞めることばかり考えています。
依頼者から委任を取り下げると言われれば、喜んで辞めます。
でも、依頼者は先生に不信感を表明しながら、
なかなか委任を取り下げてくれません。
そもそものトラブルで疲れており、その解決が先だからです。
先生を信頼していなくても、一度頼んで進んでしまったものは、
またゼロから始めるのは死ぬほど大変です。
別の弁護士の知り合いもおらず、払った着手金の全額も返ってこないなら、
嫌でも先生への委任を続けているしかありません。
自力で別の弁護士に頼む精神的余裕がなければ、それが普通でしょう。
ですので、依頼者は継続を望んでいるのにもかかわらず、
先生のほうから辞任した件が、今まで何件かあります。
依頼された案件の存在すら忘れていたとか、
折り返しの電話をかけないとか、
依頼の数か月後にまた最初から説明させるとか、そういう事実ではなくて、
そのような先生の対応の不誠実さを責めてきた
依頼者の言葉に焦点を当てて、
協力関係及び信頼関係は喪失したと判断し、辞任します。
信頼関係の破壊という点に絞ってみれば、
依頼者が高圧的にクレームを付け、
「信頼できない」と言ったのが発端なので、
先生の論理の筋は通っています。
私も最初は釈然としなかったですが、だんだん慣れてきた感じです。
このようなことで紛議調停や懲戒請求を受けたことはありません。
依頼者も、もともとの問題が解決していない以上、
疲れて面倒くさくて、余計なことに関わっている暇はないのでしょう。
私が今回の依頼者からの厳しい電話にかなり凹んだのは、
依頼者の言い分がもっともであり、
その焦りが電話の声から伝わってくるからです。
事務員の立場を離れた人間としては、
「ごもっともです」と言うのが正しいと確信します。
しかし、実際の立場上は、
「そうですね」「弁護士に伝えます」しか言えません。
そうすると、人間としての本音の言葉と、立場上の嘘の言葉が分かれます。
社会人として先生の下で働き、お給料をもらっている立場では、
このような場面で立場をわきまえない発言は失格です。
依頼者は、あくまでも先生と契約をしているのであり、
私は先生に庇護されています。
私は自分の名前では契約が取れません。
ですので、私は先生に対して
「安い仕事でもしっかりやってください」とか、
「もっと親身になったほうがいいです」とか、そんなことは言えません。
先生の判断で放置している案件を、事務員が偉そうに催促はできません。
事務員ごときが、先生に仕事の順番を指示できるわけがありません。
仕事がなければ、私のお給料もなくなり、首を切られます。
先生あっての事務員であり、嫌なら辞めればいいのです。
そんなことは、誰に言われなくても最初からわかっています。
しかし、何か月も経ってから
「こんな安い仕事は最初からやりたくなかったんだ」と
言うような言葉を聞くと、やはり心が痛くなります。
この事務所を信頼して頼んでくれた依頼者の方に対して、
申し訳なくなります。
そして、依頼者のために尽くし、
頑張ろうと思っていた心が折れるのも事実です。
事務員も人間ですから、依頼者のために一生懸命頑張って、
お礼を言われるのは嬉しいことです。
別に、お礼を言われるのが目的ではありません。
また、先生を飛び越えて、
事務員にお礼を言ってくれるのが嬉しいのでもありません。
先生が依頼者からお礼を言われると嬉しいのです。
先生がほとんど仕事をせず、丸投げされて私がやっていても、
それでも先生への感謝の手紙が来ると、とても嬉しい気持ちになります。
こうやって仕事のモチベーションが上がると、
弁1事1の仕事は上手く回ります。
私はお金など要りません。給料が安くても、
ボーナスなどなくてもいいです。
事務員の努力は先生の功績で、先生のミスは事務員の責任でも、
それで当然です。
これが私が心の中で思っている本音です。
しかし、事務員の立場を逸脱していると思うので、抑え込んでいます。
そうなると今度は、心の中で依頼者のために心を痛めているほど、
依頼者から電話できつく言われると、
不当であるという気持ちが沸いてくるのです。
人の気も知らないで、一方的に怒ってくる依頼者が憎らしくなってきます。
しかし、実際にはどう考えても依頼者のほうに筋が通っています。
私は、自分のせいではないという気持ちや、
自分のせいであるという気持ちや、
自分のせいではないと思ってはいけないという気持ちや、
自分のせいであると思ってはいけないという気持ちや、
色々な感情が一気に押し寄せて、
瞬間的に飛び降りて死ねば楽になると思うのです。
先生は、最近は1日数回は怒鳴るので、
それも笑っていたのが急に怒るので、
私は正直言って怖いです。
私自身のミスならば、素直に申告して謝ればいいので、話は簡単です。
そうではなくで、裁判官、相手方弁護士、
依頼者に対する怒りをぶつけられると、
全身を固くして「そうですね」「おっしゃる通りです」と言うのみです。
先生はいつもイライラして、私はいつも怯えています。
私はやっぱり最後のところでは死にたくないですから、
先生を怒らせないようにするが第一で、
身を守るために自衛しているところがあります。
しかし、それがなかなか難しいのです。
依頼者どうなろうと知ったことではないとか、
安いけれども給料だけを目的にするとか、
私もドライに徹すれば楽になります。
でも、やはり私は人間です。
先生や事務所を信頼し、
同じように私のことも信頼して頼んでくれた依頼者に対して、
良心が痛むので、なかなか割り切れません。
それに、依頼者のためを思っていると、なぜかミスが減ります。
依頼者のため、と思っていると、
精神衛生が良好な状態で仕事に取り組めます。
私は履歴書にも
「困っている人の力になりたい」と書いて採用されましたが、
先生にとってはそんなことはどうでもいい話なのでしょう。
事務員たるもの、先生のために尽くすという基本を飛び越えて、
依頼者のために尽くすという意思を持つことは
おこがましいことだったのです。
依頼者は、この件にどれだけ人生がかかっているのか、
どんな気持ちで藁をも掴む気持ちで弁護士に頼もうと思ったのか、
私はこのようなことに心を痛めていると、
自分の身が持たなくなると知りました。
先生が「依頼者に親身にならない」という態度なのに、
事務員が親身になるのは、出すぎた振る舞いです。
事務員は、本来はできないはずの弁護士の仕事に
入ってしまうことになります。
社会人は怒られるのが仕事ですから、
こんなことで落ち込んでいては失格です。
しかし、依頼者と先生に立て続けに怒られると、何をどうしたらよいのか、
私のどこが悪かったのか、感情ではなく論理の部分で混乱します。
先生は些細なことカンシャクを起こし、勘違いで怒鳴ります。
依頼者は、事務所への不満が耐え切れなくなって、
ついに電話をして怒ります。
私がここで正しい選択をしようと思うとき、
人間として正しいことと、組織人として正しいことが異なっていたならば、
組織人としての行動を選択するのが当たり前のことです。
しかし、そもそも、人間として正しいかというのも私の勝手な思い込みで、
事務員である以上全人格的に先生の論理に従うべきであり、
このような選択肢が生じる余地はないとも思えます。
給料は安くてもいいから依頼者に貢献したい、などという希望は、
今の世の中では甘ったれていると言われます。社会は厳しいです。
しかし、放置案件や依頼者からの苦情は懲戒の危険があります。
私は事務員として先生から責任を押し付けられるのは一向に構わず、
その時には全ての責任を負って謝罪と賠償をするつもりですが、
余計なトラブルが増えてしまった依頼者の方のことを思うと心が痛みます。
世の中は厳しく、どこの会社の上司・部下の関係も同じようなものであり、
部下は上司に従うのが当たり前です。
しかし、放置はよくないので混乱しています。
そもそも、事務員の分際で「放置案件である」と判断していいのか、
放置しているか否かは先生が決めることだという考えが、
ここでの正解です。
しかし、依頼者から「放置されている」と明確に言われると、
私は返答に困ります。
前置き長くなりましたが、質問です。
(1)
先生は、依頼者からゴタゴタ言われるのが一番嫌だと言っています。
事務員としては、先生の意を汲んで、先生が嫌がることを
しないほうがいいのでしょうか?
その場合、事務員のミスであると言われないために、
何か手を打つ必要はありますか?
(2)
依頼者からの催促の電話の内容を先生に伝えるとき、
メモと口頭を併用しても、
なかなかニュアンスが伝わりません。
私が使った思わぬ言葉に反応して激怒したり、
行間の部分が上手く伝わりません。
どのようにすればよいですか?
(3)
人間は誰しも自分の命と健康が大事であり、自己保身も必要です。
事務員が精神衛生を図る際には、
依頼者に対して献身的になるという部分と、
いつも先生の顔色を窺って機嫌を損ねないようにする部分との
兼ね合いが大事です。
先生が依頼を放置していて、依頼者の不満のほうが正しいと思っても、
「弁護士先生ともあろう者に文句を言う人間は失礼だ」くらいの気持ちで、
依頼者を悪者にしないと、やはりこの職業は身が持たないのでしょうか?
1/17 14:54 長々と創作文書お疲れ様です。 死にたいのであれば,どうぞ...
長々と創作文書お疲れ様です。
死にたいのであれば,どうぞ死んでください。
さようなら。
1/17 15:53 放置事件
弁に
先ほど依頼者の方からお電話があり早く処理しないのなら「弁護士と闘う」に相談すると仰ってました。と言ってみたらいかがでしょうか
1/17 18:08 身を守るために、退職もお考えになったらいかがでしょうか。...
身を守るために、退職もお考えになったらいかがでしょうか。それくらいしかアドバイスできません。
1/17 18:43 お互い辛いですね。。
私も似た様な目に遭っています。
依頼者は事務員に言えば弁護士に伝わると思っているので事務員がサンドバッグになってしまいますよね。
1/17 19:51 28点 つまらん
28点
つまらん
1/18 8:39 お気持ち非常に分かります。 よく耐えてがんばっておられる...
お気持ち非常に分かります。
よく耐えてがんばっておられると思います
弁護士はその人だけじゃありませんし
再就職が大変なことは分かりますが
じょじょにでも,次の仕事を探す,やめる準備はされておいた方がよくないでしょうか
知ってる弁護士では放置で懲戒にかけられた先生がいます
あなたの先生は,今は懲戒等されてないようですが
その可能性や,懲戒にならなくても今後の事務所の更なる経営悪化等,
先行きは暗いとしか思えません
弁護士は自分で食っていくしかないですが
事務員さんは他にも事務所を探すことができるのが強みだと思います
1/18 10:40 なんか色々感覚麻痺してません? 読んでて、いや、違うだろ...
なんか色々感覚麻痺してません?
読んでて、いや、違うだろってとこがいくつかあります。
もちろん、一番悪いのは弁ですよ。
でも、あなたの態度で助長させている気がします。
弁が仕事やる気なくて食えなくなるのは勝手ですが、沈む舟に一緒に乗る必要ありますか?
早めに見切りをつけては。
で、どうせ辞める・転職すると決めたなら、思い切って弁にずばずば言っちゃえばいいと思います。
依頼者かわいそう。
1/18 12:04 お願いします。 命の粗末は感心しませんけれど、 どう...
お願いします。
命の粗末は感心しませんけれど、
どうせ、「おとなしく」していて、現状維持でも何も進展しないのであれば、
また、命に係わるのなら、そう複雑に考える必要もないし(命、最優先事項なので)、むしろ、ごたごた言ってなくても、好きにしたって、良いと思います。
その「呪縛」を破って突き進んでも良いと思います。
お客さんに自分の言葉で、先生に何、遠慮なく、自分の言葉で話して、説得してみると良いと思います。
僕は、時には、良く、「呪縛」をしっかり、タイトに守っても進展しない時は、緊急避難的に、ゴウします。
それがカンフルになって、進展、後退、少なくともアクションがあります。
あると動き出します。
保身もお客さんのために(何かの縁があって自分のところにお客さんとしてこられて、また担当になったのであれば、全力で、他の場所、方にお任せして解決された場合以上の高品質の解決を提供するべきで、そのために、自身の軽微な気分、都合でその席を離れるべきではないです)、時として大事です。
が、「保身のための」保身では、結局、自身すら、を、守れない場合もある。
と思います。
身を捨てて浮かぶ瀬もあります。
(1) 今は、普通の方だと、本当の先生の意をくむことができていない。と思います(経験と時間がいると思います。また、スキルの井戸のある程度の深さもいります)。
(2) お客さんの言ってる内容を言い換えると、こういうことですね。とか、真意を聞き出す努力とそれを自分の言葉に咀嚼できる。と良いと思います。
(3) バランスのとり方は二人が居てどちらかを選んでせざるを得ない時には、今後会う機会が少ない方を優先します。
1/18 16:56 トピ主です。
ID:21b540ba3805様
あなたの言葉を何回も読み直し、込められた思いを感じました。
最初は反発を感じましたが、
温かい言葉を掛けていただけると勝手に決め付けていた
自分の驕り高ぶりを反省しました。
あなたの言葉をいつも肝に銘じます。
あなたのおっしゃる通りですよね。
死にたければ死ねばいいのですし、生きたければ生きればいいので、
そんなことは自分で決めることですよね。
公共の掲示板で人様に聞いてもらう話ではありませんでした。
甘ったれて弱音を吐いているだけの迷惑な人間ですよね。
真面目な人ほど、勝手に自分自身を精神的に追い詰めて、
空回りして、周りが理解してくれないと苦しんで、
発作的に電車に飛び込んでしまう確率が高まるのは自明の事実です。
そして、誰も同情してくれないのですよね。
電車が遅れて、何万人単位の方々に迷惑を掛けて、
こんなことを理解してくれるほど社会は甘くないですよね。
私も最近は、心の中で毒を吐くことが多くて、
「死ね」とか「死んでください」とか「勝手に死ねば」とか
独り言のように言っています。
ですので、あなたがそのように書いたお気持ちはよくわかります。
それだけに、私はあなたに生きてほしいです。
どうかご健康にお気をつけて、ご家族を大切に頑張ってください。
心のうちを正直に書けば書くほど創作文書になってしまい、
他人に伝わらないのが苦しいです。
人間は孤独です。
ID:74ee553f5ab9様
貴重な情報をありがとうございました。
「弁護士と闘う」のブログ、私もよく拝見しております。
毎日、2000件を超えるアクセスがある人気ブログですよね。
事務員の立場としては、いつも非常に複雑な思いに駆られます。
電車内の痴漢などはともかくとして、事務所内の不祥事は、
一番近くにいる事務員が知らないわけがないからです。
内部にいると、懲戒請求に至る流れが非常によく見えます。
事務員が先生にいつも怯えていて、毎日顔色ばかり窺っていて、
とにかく機嫌を損ねないことを第一としているなら、
先生が悪事に手を染めていても、普通は黙って見ているだけです。
こうなると、事務員も汚い自己保身に走るしかなくなります。
政治家が「秘書が勝手にやりました」と言うのと同じことで、
事務員は非常に弱い立場なので、自分の身を守ることが第一になります。
とにかく、事務員の責任ではないという証拠をしっかり集めて、
その後に備えるだけで手一杯になります。
ここでは、正直に言えば、依頼者のことは後回しになっています。
「弁護士と闘う」のブログの色々なタイプの懲戒案件の中には、
事務員が懲戒処分を喜んでいる状況が垣間見えるものもあります。
かなり穿った見方かも知れませんが、
いつも先生からセクハラやパワハラを受けている事務員は、
いい気味だと思っているのが正直なところでしょう。
人間ですから、きれいごとを言っても仕方ないです。
辞職のタイミングを図っていた事務員にとっては、
懲戒処分はちょうどよかったかも知れないですね。
ここでも、先生と事務員との間に本当に信頼関係があれば、
事務員のほうから、「先生、これは危ないと思います」と言えます。
それができないならば、事務所は内部で崩壊しています。
本当に、依頼者の方々にご迷惑がかかるのは申し訳ないです。
ID:f0fdf15d1aa7様
温かいお言葉に感謝いたします。
法律事務所だけが仕事ではないですし、
自分が勤めている事務所だけが全てではないですが、
追い込まれるとどうしても目の前のことしか見えなくなります。
反省しています。
私が勝手に法律事務所という存在に幻想を持って、
現実が違うという部分に引っ張られているところがあるのかも知れません。
そもそも、人が社会の中で生きて働くとはどういうことか、と考えていくと、
私は今の仕事をするに際して、
真っ先に「依頼者のため」という目的が浮かんできます。
依頼者に貢献することによって、社会に貢献し、世の中につながる感じです。
でも、本当は、依頼者のためを思ってやっている自分が好きなんですよね。
献身的になっていると思い込んで、自惚れているのです。
逆に、「先生のため」とは、正直に言って、なかなか思うことができません。
先生に雇われている身でありながら、本心はどうしても釈然としません。
先生が依頼者のために親身になっているときは同じ方向を向いていますが、
先生が依頼者を邪険に扱っているときには、方向が逆になります。
そのような時には、先生のためを思ってやっている自分が好きだ、とか、
そのような献身的な気持ちがないまま、形の上だけ従っています。
社会人としてとか、組織人としてとか、大きな視点で見ると、
人間が働くということや、社会に貢献するということが心の支えになります。
現実の状態が厳しくて、絶望の連続で、抽象論を考える余裕もないときほど、
自分は何でここまでして生きているのか、その意義ということが問題になり、
働く意味が納得できることが命をつなぐ最後の一線になってきます。
そうなると、今度は、あなたを雇っているのは誰だ、
あなたは誰のお陰で働けているんだ、ということが問題になり、
やはり先生が絶対的存在になり、甘えるな、という自分の声がします。
弁護士とか事務員とか、肩書きの問題ではないと考えると、
今度は、弁護士と言う肩書きのない事務員であることに誇りを持っているのは
自分だということに気づいて、やっぱり混乱します。
まだ混乱できる余裕があるなら生きられるかも知れません。
ID:ad0187762c5d様
ご丁寧なお返事感謝します。
涙が出ました。
「どうぞ死んでください」と言われた後でしたので、
貴重なお言葉を掛けて下さる方の存在が奇跡に思えます。
でも、気持ちが優しすぎる方は、この仕事に向かないんですよね。
依頼者から「あなたはちゃんと弁護士に伝えたのか」と言われると苦しくて、
そのように言われたことを先生に言うと、先生は顔色を変えて激怒するし、
私がどんなに努力しても努力しても問題は解決しません。
私というに人間に「心」というものがなければ、どんなに楽だろうかと思い、
今度はそのように思ってしまった自分に対して情けなくなります。
私は昨日、感情のほとばしるままに一気に書いてしまって、
ダラダラと長くなって、ひどい文になってしまいました。
それにもかかわらず、温かいお言葉をいただき、本当に感謝です。
今回の苦情を言ってきた依頼者もこんな感じで、
最初は長年の溜まった思いを先生に話して、伝わったと思っていたのです。
それで、ようやく楽になって、前向きに生きられると思っていたのです。
それが、先生への委任から何か月が過ぎても動きがなくて、
依頼者は最初の地獄も終わっていないのに、さらなる地獄に落ちています。
私には、まだ依頼者に対して心を痛める余裕があるので、何とか大丈夫です。
人は、突発的に死ぬときには遺書を書く余裕ないですから、
まとまりがない気持ちを今のうちに書いておくことは、
意味がなくはないことだと思います。
私がサンドバッグ状態であるということを理解してくださっただけで、
私は救われました。感謝します。
ID:5cf8a5e3050b様
本当につまらない人生です。すみません。
私は間違いなく28点の人間です。
弁護士は法律の専門家で、人権を守るのが仕事であるという
イメージだけで考えており、
ろくに内情を調べずに就職先を決めた私がバカでした。
世の中の厳しさを知りませんでした。
法律家である以上、弁護士は労働者の権利を守るべきであり、
事務員を1人の個人として尊重すべきである、などと考えていました。
弁護士は依頼者のために親身になるべきだ、などと考えていました。
私は幼稚で迂闊でバカでした。
今は、私のほうが事務所のイメージ作りに頑張っています。
飛び込みの相談の電話が掛かってきたときには、
「ここの弁護士は親身になって話を聞いてくれますよ」という感じで、
堂々と嘘がつけるようになりました。
私は、以前は単なるバカでしたが、最近は心まで汚れました。
悔しかったら、お前が司法試験に受かって弁護士になって、
事務所を設立してしっかり経営してみろと言われるだけですね。
性格もひねくれて、卑屈になりました。
取り柄のない人間であるほど、せめて依頼者のために貢献したいと思って、
頼まれてもいないのに勝手に苦しむんですよね。
28点という点数を謙虚に受け止めます。
それよりも、28点も頂けたことに感謝いたします。
ありがとうございました。
ID:ddcd0c3e0487様
本当にありがとうございます。
こんな救いのない文章に目を通していただき、
しかも真意まで汲み取っていただき、涙が出ます。
精神科のカウンセリングで色々と話しても、
法律事務所の独特のところ、社長と平社員のような関係とか、
ここの説明を尽くしてもなかなか伝わらず、
かえって絶望的な気分になることが多いですが、
同業者の方の一言は、何よりの救いになります。
お忙しいにもかかわらず、私のような者のために無償で励ましを下さり、
本当に何と感謝してよいのかわかりません。
今回は、私のほうが弱音を吐いていますが、
いつか私がご恩返しをしなければならないと心に決めました。
弁1事1のところに依頼者の苦情が来たという独特の苦しいところは、
本当に経験者でなければわからず、医師に説明するほどがっかりします。
苦しい気持ちを訴えるほど、薬が増やされるだけです。
以前はコンスタンとハルシオンだけでしたが、
昨年夏にパキシルを増やされて、この前はデプロメールも増やされました。
怖いので、自分の判断で飲んでいません。
それよりも、もっとしっかり話を聞いてほしいのが本音です。
でも、それが無理であることも分かっています。
法律事務所と同じ構造で、医師が1人1人の事情の深いところまで把握し、
それを覚えていろというのは無理な話です。
ですので、ここの部分はあきらめています。
それよりも、あなたの一言に救われました。
次の仕事を探す準備をすればいいと考えると、気持ちが楽になりました。
こんな気持ちが弱いことでは社会に通用しないとか、
挫折して逃亡したとか、無責任に投げ出したとか、
そう思う必要がないことを、もう一度自分に言い聞かせます。
ID:034d1460eb46様
本当に、感情のままに書き殴った文を読んでくださり、感謝します。
本当に色々な感覚が麻痺しています。
私の態度で先生を助長させているのは本当です。
放置案件といっても、相手があることもあるので、
依頼者の言うとおりに進まないのも確かです。
金融機関や官公署からの取り寄せとか、会社への照会とか、
向こうも面倒なものはつい後回しにするのはよくわかります。
そして、こちらが催促すれば動き始め、
催促をしなければ向こうも放置が続くという構造もわかります。
先生は、この催促をしないので、放置案件が増えます。
私が折に触れて「催促しましょうか」と言うと、
先生はだいたい「何でその必要があるのか」と怒ります。
先生は仕事をしたくないので、止まっているものを動かしたくないのです。
向こうがなかなか動かないことが、先生にとっても都合がいいのです。
そんなことをしているうちに、数か月は経ってしまいます。
私が先生からよく指示されてやるのは、依頼者に対するアリバイ作りです。
こちらは放置してないのに、事件が進まないのは向こうの責任だという
説明をするための対処です。
こんなことをしていると、依頼者に申し訳ないという気持ちになります。
でも、雇われ人がそんなことを思ってはいけないという気持ちにもなります。
本当に色々な感覚が麻痺しています。
先生は、着手金だけもらって働かないのは平気ですが、
着手金の分割が滞っているのは恐ろしいほど覚えていて、
ちゃんと催促をしているかと私に怒ります。
先生が一番本気で怒るのはこの部分で、私が怯えているのもこの部分です。
売上が少ない月には、依頼者を何とか説き伏せて和解に持ち込み、
報酬を確保することもあります。
これも私のお給料の原資になっているので、私はひたすら従います。
先生は、報酬が欲しいということは悟られないようにして、
和解に持ち込むために上手く話を誘導するのが上手いです。
雇われ人の身では仕事の選り好みできないのは、社会人として当然ですが、
善悪の判断が自分でできなくなっているのを、社会人の厳しさという
論理にすり替えているのかも知れず、やっぱり色々な感覚が麻痺しています。
そんな時に、最初の方から「どうぞ死んでください」と言われて、
こんなことを投稿したのが間違いだったと思いました。
でも、あなたからの温かいお言葉を頂き、投稿してよかったと思いました。
ID:ddb078a0110a様
私が一番聞きたいところを答えて下さり、ありがとうございました。
私がこんなに長い文を書けるのは、今はまだ余裕がある証拠です。
そんな余裕もなくなれば、1文字も書けないでしょうから、
まだ崖っ淵ではないのかも知れません。
精神的に疲れていると、注意散漫になったり、端折ってしまったりして、
ミスをしやすくなるので気をつけます。
どんなに依頼者のためを思って心を痛めていても、
それまで一番悪いのが先生のほうであっても、
自分が1つでもミスをしてしまえば、事態は一変します。
先生が放置したものを取り返そうとして、事務員が過労になり、
1つでもミスをしてしまったならば、事務員の疲弊は増すばかりです。
依頼者のために親身になる、というレベルから話が一気に落ちます。
先生の名前で仕事をしている以上、それは先生のミスだということになり、
やはり事務員の責任であり、事務員が先生に迷惑を掛けたことになります。
事務員に集中力がなく、仕事をなめており、緊張感が足りない、
ということだけで、それまでの背景や経緯はどこかに行ってしまいます。
私としては、やっぱりこちらのほうに神経が行くので、
ミスをした時のことが怖くて、慎重になっているところがあります。
やっぱり、お客さんのためにもいい事務所というのは、
先生が事務員のことを信頼して、ある程度のところまで任せてくれて、
事務員が依頼者のために臨機応変に対応できる事務所だという気がします。
私は、先生に「雇われ人のくせに」と言われて卑屈になっていますが、
ここの掲示板には考え方のしっかりした先輩方がいることを忘れず、
気を確かに持って、命を最優先にしたいと思います。
ありがとうございました。
1/24 11:45 我のことかと思った!(◎_◎;)
釣りなら釣りでいいけど。
私も同じ境遇です。
メモ魔になるように心がけてるよ。
言われたこと自分がしたこと。
残念ながら事務員には資格がないから、依頼者に対しても弁護士に対してもして差し上げることに限りがあり、結局は名前を掲げ印鑑をつく弁護士が責任を負います。
と割り切るようにしてるよ。
依頼者からの不平不満の、感情的な部分は避けて、「早くしてください」「どうなってますか」等、弁護士に対しての投げかけ部分はやはり弁護士に伝えるようにしています。したてな言葉に置きかえて。
それで弁護士がどうしようが、こっちは手足なので知りません。依頼者に対しても「申し伝えたのですが返事がないですか!すみません。」と、正直に言います。
て書くのは簡単だけどキツイですよね。
2/18 11:22 依頼者に助言は難しいだろうけど それとなーく選択肢を示唆...
依頼者に助言は難しいだろうけど
それとなーく選択肢を示唆してみるかな。
「弁護士宛てにお手紙で頂けると、お気持ちをもっと正確にお伝えいただけると思いますが・・・」
「無料の法律相談窓口でセカンドオピニオンお聞きになる方法もありますが・・・弁護士会に市民相談窓口もありますし・・・」
やる気失った弁護士さん、少し病んでる臭いしますねー。
事務局さんも、長く苦情ばっかり聞いたり、病んだ弁護士さんのお相手したりでは、いずれ病んでしまいます。
私なら。辞めちゃいますね。
病んでから辞めるとより一層迷惑かけるから、早め早めに逃げ出します。
ごめんなさい、全部読まずにレスしてます。
3/1 14:42 辞める手段を早く考えて
私が以前勤めていた事務所に酷似していて驚きました。言葉に尽くせない位,苦しんでおられるのですね。他人事とは思えなくてコメントします。
私は結局1年半で辞めましたが,入所10日目からは毎日どのように辞めるかばかり考えていました。
気がついたら理不尽に大声で怒られるようになり,異業種からの転職だったので,これが当たり前なの?私ミスしてないよね…そんなもやもやを晴らせない間に,仕事でがんじがらめになってしまいました。毎日意味のない疲れでへとへとになりました。
変な話,こうしてDVやいじめが起こるのかと思いました。
先生の言動は常識では考えられないことばかりなのにもかかわらず,弁1事1ゆえ共感してもらえる環境がなく,それが苦しかった。結局事務員サークルをみつけ,そこで悩みを聞いてもらい,転職先も紹介してもらいました。精神科も何件も行きました。
最後,家族が病気と嘘をついて事務所を辞めましたが,戦地から逃げ帰ってきた気分でした。
早く逃げて下さいね。