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売却代金の一部のみ自由財産拡張申立は可能でしょうか?

2013/4/25 11:38
メイ(ID:d50f7eb0c324)

破産管財事件を申立て予定ですが、
依頼人は手持ち現金も預貯金も少なく、現在無職で年齢的にも再就職には時間がかかりそうな状態です。ただ、不動産を所有しているため、管財人に引き継ぎますが、売却代金の一部を自由財産に入れることは可能でしょうか? 不動産目録を作成しているところで、査定額を入力すると、自由財産拡張申立の■の一番下の欄にその額が反映されるかたちになっていたので、合計欄が○千万になってしますので・・・
初歩的な質問でお恥ずかしいのですが、ご教示いただけると有難いです。
宜しくお願いします。

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4/25 12:42 急いでます。ようですね。 また、直接のことになっていま...

◆ 匿名2013/4/25 12:42(ID:28ec65ec62c5)

急いでます。ようですね。

また、直接のことになっていませんが、たぶん、あまり聞かないので、してみるのは良いと思いますが、それを管財人がしてくれるか?(認めるか)と言うと、どうですかね。

この間、最高裁の判決があって、債務整理に時間をかけ、にくくなってきました。

が、良く読むと「特段の事情の無い場合」で、逃げ道もあるようなので、この場合は事情がある。とも言えると思えないこともない
ですので、そうしろとも良い憎いですが

うちの先生だと、どちっかと言うと、「急いで転居しないといけなくなるリスクより今家に留まれる期間を長くすること」ことも、ある意味お客さんの利益とも考えると思います。(債権者に迷惑と言う意見も出ると思いますが)

待てるなら、無理に今、管財にしなくても、できる状況になるのを待って、同時廃止にすると(良いと)思います。が、

今、生活保護も無いと思います。が、家がなくなれば、それも、もらえる目もでます。
法テラスの費用も免除になるので、悪くも無いと思います。

家は、競売してもらうと良いと思います。「何か抵当付いてる?」

家を無くして2年くらい落ち着くと、他が綺麗なら同時廃止で大丈夫なはずです。
その間に、状況の改善もあって、就職もできるかも知れませんし

次の仕事が見つかるまで時間がかかる。と言うことは、次の賃貸の先に移れないとも言えます。
督促されようが債務名義もたれようが、時間のかかる話です。
電話か掛ってきたら、「同時廃止にして差し上げたいので、不動産の競売待ってる」と説明するとわかると思います。経験上それで、「ごちゃごちゃ」も無いです。

4/25 18:11 裁判所の運用によっては異なるかも知れませんが、売却代金の...

◆ 匿名2013/4/25 18:11(ID:bb818e11ae75)

裁判所の運用によっては異なるかも知れませんが、売却代金の一部を自由財産に入れることは殆ど不可能と思います。
一般的には不動産は自由財産拡張の対象財産とはされておらず、仮に拡張を求めるのであれば、その財産が「必要不可欠」であることが必要となりますが、不動産の一部が「必要不可欠」ということは有り得ないと考えます。
また、破産手続き開始時点で存在せず、残るか否かもわからない現金が破産者の生活に「必要不可欠」とも言い難いと考えます。

4/25 19:22 管財事件を全く理解していないID:28ec65ec62c5の書き込み通...

◆ 匿名2013/4/25 19:22(ID:0102725bd2d6)

管財事件を全く理解していないID:28ec65ec62c5の書き込み通りにことを運ぶと、裁判所と管財人から失笑されます。
管財事件に同時廃止の事例を持ち出している時点で、全くあてになりません。
絶対に鵜呑みにしないでください。

自由財産拡張対象の財産についてきちんと勉強されましたか。
破産手続上の「現金」「預貯金」の概念をきちんと理解していますか。
まずはそこを足がかりにしてください。
管財事件は「感情論」では動きません。
現金20万円でさえ、事案によっては認めてもらえないこともあります(実際にありました)。

そもそも自由財産の範囲拡張を申し立てるかどうかは事務員が判断することではありません。
それはあなたが考えることではなく、弁護士が判断すべきことです。

4/26 8:18 「生活に困窮しそうだから」 「再就職に時間が掛かりそうだ...

◆ 匿名2013/4/26 08:18(ID:f3ca21b20845)

「生活に困窮しそうだから」
「再就職に時間が掛かりそうだから」
この程度で認めてもらうのは難しいでしょうね。

自由財産の範囲拡張には根拠が必要になります。
管財人や裁判官に拡張を認めさせるだけの、支出が確定している疎明資料を提出しなくてはなりません。
具体的には入院・手術費や扶養家族の入学費用、ほか家族の葬儀費用でしょうか(法事ではなく葬儀です)。
ですので「~が予想される」という記述だけでは、結果は芳しくないことが予想されます。

それから、今は破産事件は申し立てに時間をかければかけるほど管財事件に移行する確率が高くなります。
「塩漬け」などという悪しき慣例を持ち出している人がいますが、それが破産者の不利益になることもありえるので、注意してください。

4/26 10:15 ID:0102725bd2d6 >管財事件は「感情論」では動きません...

◆ 匿名2013/4/26 10:15(ID:a77469e06eec)

ID:0102725bd2d6

>管財事件は「感情論」では動きません。

いいえ、人間は感情の動物です。
管財事件を感情抜きで動かすのは無理です。

4/26 10:16 その不動産は自宅でしょうか。 売却される不動産が自宅で、...

◆ 匿名2013/4/26 10:16(ID:2877e0714b9f)

その不動産は自宅でしょうか。
売却される不動産が自宅で、売却に伴い破産者が引っ越しを必要とする場合、売却代金の中から引っ越し費用を認めてもらえる場合があります(任意売却ではたいていそうだと思います。債権者と売却代金にもよりますが。)。
もし、引っ越し費用を確保するために自由財産拡張を検討したのであれば、任意売却に協力する方向の努力をするほうがよいのではないでしょうか。
私も、お書きの内容では、拡張が認められるとは思いません。不動産の売却代金だからというのが大きいですが、それでも特別に認められるべきだ、というほどの必要性が感じられません。

4/26 12:28 恐縮です。 昔は、税金は、全部優先でしたが、「それはど...

◆ 匿名2013/4/26 12:28(ID:28ec65ec62c5)

恐縮です。

昔は、税金は、全部優先でしたが、「それはどうなのか?それよりは労働債権に回すべきだ、とかの発想が誰かにあったから、今日があるようにも思います。

そういうことはいっぱいあります。世の中を切り開いて行った一歩はいつもこういう発想のように思います。トピさんの発想は大事に思います。

地球を最初に回ってる。と言った人は、当時、周りから笑われたでしょう。その当時それを笑った人はどう詫びるのでしょうね。今はもう亡くなっていて、詫びることもできない。
幸い、生きている、今のうちに


また、仕事の指針とするところ(すべきところ)は、「笑われるか、どうかでなく、(人からどう思われるか)」でなく、この、客商売の場合は、何が、『本当』に、お客さんのためになるかでしょう。

この『本当』にためになる。のは、結構難しいです。

良かれと思っても、ためにならない。ようになる場合もあり得ます。

『本当』には、僕も、更に深く考えるようにはしたい。ものです。

「情緒的なこと(感情論?)」と「お客さんの今と手続き後の生活の実態をイメージできること」とは一見似ていますが、別なことです。

そうしろとも言いませんが、頭の隅に置いておくと、今後に良いと思います(おせっかいです)。


で、その意見の大半が難しくて、

では、どうするのか?

今は、年配で、年金で何とか食べているのでしょうか?

換価した場合の評価額、抵当権者(?)の債権額の具合は?どのようなもんでしょうね。

年配だと、もうローンも終わっていて無担保になってる。のでしょうか

債務総額は、同不動産の評価以上なんです?

4/26 14:40 ID:28ec65ec62c5さんの意見はいつも奥が深いですね。 う...

◆ 匿名2013/4/26 14:40(ID:a77469e06eec)

ID:28ec65ec62c5さんの意見はいつも奥が深いですね。

うーんと唸らされます。
本当に人生において大事なことは、マニュアルには書けないのですね。

4/26 17:39 私は難しいと思います。 たしかに、条文上はどちらとも読め...

◆ 某弁2013/4/26 17:39(ID:59ce5e3aa5bb)

私は難しいと思います。
たしかに、条文上はどちらとも読めますし、自由財産拡張は(少なくとも私の地方では)管財人によりかなりばらつきがあります(以前、歯の治療で預金の保有を認めてもらった場合もありました)。

ただ、本件は不動産のまま管財人に引き継いでいます。管財人が換価して売却代金になるわけで、換価行為がなければ、費用には当てられなかったわけです。
仮に、どれほど気の毒だったとしても、管財人が換価して取得した売却代金を自由財産拡張の対象にしろといわれると、非常に抵抗があります。

逆に、申立前に換価、これを管財人に引き継いだ場合(質問の例とは異なりますが)はどうでしょうか。この場合は換価行為が否認の対象となるリスクがある、ひいては免責不許可のリスクがあることにはなります。多面、預金という形に変わってしまうと、そのうちの、いくらかを保有させてほしいというのはかなり説得力が出ます。

結局のところ、換価して申し立てるか、換価しないで管財人に引き継ぐかは上記のリスクと自由財産拡張の可能性とを比較検討して決めることになると思います。

最後の部分は質問から外れた意見になっており、すみません。

4/26 17:44 それから

◆ 某弁2013/4/26 17:44(ID:59ce5e3aa5bb)

自由財産拡張は、管財人によりばらつきがあるため、非常に管財人に申し出る申出方法が厄介です。
上記の歯の治療は気の毒だねという管財人もいれば、債権者のことも考えず歯の治療とはという管財人もいるともいます。

私の場合、管財人との面接ではこのようなことを意識して、管財人に下出にお願い事としてうまく聞き出すようにしています。申立代理人からのお願い事なら角も立たないでしょうし。

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