■別除権付破産債権者について
法人の破産申立をしている新人事務員です。
他に事務員も居ないので、すごく初歩的な質問で申し訳ないのですが、教えてください。
今、債権者一覧表を作成しています。
・別除権付破産債権者
・一般債権者
と分けて記入するようになっています。
別除権を調べてみたら、
「破産財団に属する特定の財団から、破産債権者に優先して弁済を受けることが出来る権利。特別の先取り特権・質権・抵当権をもつ者など」
と書いていました。
①金融機関は、別除権付破産債権者に必ずなるとは限らないのですか?
連帯保証人をつけて借入をしている手形貸付や証書貸付は、質権や抵当権とは違うので、この時は一般債権者になるのですか?
②金融機関からの債権調査に「保証協会扱」と書かれたものもありました。これは、どういう事なのでしょうか?
保証協会が代弁して、保証協会が債権者になる可能性があるということでしょうか?
③リース会社は、別除権付債権者になりますか?
この債権者一覧表にも記入し、リース物件目録にも記入するということなのでしょうか?
初心者すぎて、的外れな質問になっていたらすみません…
うまく伝えられているかも疑問ですが、教えてください。
9/3 11:55 ①別除権となる権利を設定しない限り金融機関であることのみを...
①別除権となる権利を設定しない限り金融機関であることのみをもって当然に別除権者になるということはありません。
契約書等をご参照ください。
②これについても保証協会等と債務者(破産者)との間の保証委託契約等がなされているか否かによります。疎明書類をご確認ください。
③ここは議論のあるところではないかと思われますので、断言しにくいところです。実務上良くあるパターンとしてリース会社からリース物件の引き上げ申し入れがあって、物件を引き上げたあとに物件の価格等を控除した残債権につき、リース会社から債権届出がなされます。この時点ではリース物件はもう破産者の手元になく破産財団に組み入れられる可能性がありませんから単なる一般債権として扱われます。
参考書籍
はじめての破産法 (3日でわかる法律入門)
尾崎 哲夫 (著)
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9/3 12:03 ありがとうございました。 契約書や書類での確認が必要にな...
ありがとうございました。
契約書や書類での確認が必要になるのですね。
勉強になりました。
参考書籍も教えていただありがとうございました。